1号機 窒素ガス注入作業開始 NHKニュース

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1号機 窒素ガス注入作業開始
4月6日 22時54分
福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器で、水素と酸素が反応して爆発する危険をあらかじめ避けるため、東京電力は、午後10時30分から水素などと反応せず安定性の高い窒素ガスを格納容器の中に注入するための作業を始めました。このあと、7日午前1時ごろから実際に窒素ガスの注入が始まるということです。

福島第一原発1号機の原子炉格納容器では、冷却水の水位が上がらず、今も燃料棒が半分近く露出した状態が続いていて、損傷した燃料を覆う合金と水が反応したり、放射線によって水の分子が分離したりして、水素と酸素が大量に発生しているとみられています。格納容器の中の水素の濃度が高くなると、酸素と反応して爆発が起きる危険性が高まるため、午後10時30分から1号機の格納容器に、水素などと反応せず化学的に安定した窒素ガスを注入するための作業を始めました。このあと、7日午前1時ごろから実際に窒素ガスの注入が始まるということです。東京電力によりますと、この作業はこのあと6日間程度続けられるということで、今後、2号機や3号機の格納容器でも窒素ガスの注入を検討するということです。これについて、経済産業省の原子力安全・保安院は「窒素ガスを注入することにより、原子炉格納容器の中の放射性物質を含んだガスが外部に漏れる可能性もあるので、周辺の放射線のモニタリングを確実に実施し、情報公開に努めるよう東京電力に指示した」と話しています。福島第一原発では、東日本大震災が起きた翌日の先月12日、1号機の原子炉建屋にたまった水素が爆発して屋根や壁が吹き飛び、その2日後には3号機でも水素爆発が起きています。
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