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小佐古・内閣官房参与が辞意 政権の原発対応に不満(朝日新聞) - goo ニュース

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小佐古・内閣官房参与が辞意 政権の原発対応に不満
2011年4月29日(金)18:52
 内閣官房参与の小佐古敏荘・東大大学院教授(放射線安全学)が29日、東京・永田町で記者会見を開き、内閣官房参与を辞任する意向を表明した。理由について小佐古氏は、原発事故対応への提言について「いろいろと官邸に申し入れてきたが、受け入れられなかった」などと語った。

 小佐古氏は会見に先立ち、首相官邸を訪ねて辞表を提出した。同氏は東日本大震災発生後の3月16日、原発事故について菅政権から助言を求められて参与に就任。首相は3月末までに小佐古氏ら計6人の原子力専門家らを次々に内閣官房参与に任命した。

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もっと詳しい事情

速報:放射線防護の専門家の内閣官房参与が菅政権の原発対応を批判して辞任情報 - ジャーナリスト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」

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速報:放射線防護の専門家の内閣官房参与が菅政権の原発対応を批判して辞任情報
2011-04-29 18:53:07 | 福島第一原発

小佐古敏荘東京大大学院教授(61)が内閣官房参与を辞任した官邸内部より僕に直接連絡がありました。福島第一原発の対応について意見が異なり、辞任したという情報だと言う事ですが、詳細は不明です。確認を進めていますし、詳細が入れば、また、更新します。

 小佐古氏は原子力が専門で、福島第1原発の放射性物質が漏出している問題で、放射線の防護などの観点で助言をしていた人物です。ただ、どちらかというと、内部被曝の専門家の皆さんからは、否定的な評価を聞くことが多かった人物ですが、そういう立場の小佐古氏でさえ、もし菅政権の福島第一原発に対しての対応を批判して辞任したら大きな事です。引き続き、情報は更新します。

小佐古・内閣官房参与が辞意 政権の原発対応に不満(朝日新聞) - goo ニュース

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「子ども20ミリ被曝を容認せず」小佐古内閣官房参与辞任情報追加 - ジャーナリスト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」

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「子ども20ミリ被曝を容認せず」小佐古内閣官房参与辞任情報追加
2011-04-29 20:01:20 | 福島第一原発

会見の内容がわかりましたが、どうやら、参与としていろんな意見を述べても、全く伝わっていないと言う状況があった事と、福島の子どもに二十ミリシーベルト被曝させる事を専門家として容認したととられることが、自分の学者生命を終わらせる危険を感じて辞任したと言う事です。国際的な観点での助言をする立場のご自身としても、容認されないのだと言う説明です。勿論国際的には当たり前の話ですし、このブログで、再三再四主張していた事が、内部被曝の専門家から批判も強かった小佐古氏でさえ、官房参与辞任会見で、自ら言い出した事は大きな話だと思います。官邸と東京電力、官僚、政治家、いろんなパワーバランスの中で、おきていることではありますが、ゴールデンウィークにはいった初日からこれは、大きな変化として認識してください。何事かがはじまっています。官邸がこの原発問題の対応に機能していないと僕が書き続けていたことがまずあきらかになりました。むしろ、これまで推進側に近い立ち位置の人物からの話は重要です。

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