子どもを守れ



田口ランディ「いま、伝えたいこと」 : 「ふくしまキッズ夏季林間学校」プロジェクト
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「ふくしまキッズ夏季林間学校」プロジェクト

「ふくしまキッズ夏季林間学校プロジェクト」が始動しました。
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※このポスターはアド・サポーターの安藤みちこさんが描いてくれたイラストを、田口事務所でデザインしました。安藤さん、ありがとう!

■子どもたちを、子どもに戻すために
地震と地震による原発事故があってから、福島の子どもたちは放射能のために屋外で遊ぶこともままならない生活を送っています。子どもたちは親ごさんの苦労をわかっていて、みんなとてもいい子にしているそうです。子どもたちに、せめて夏休みにのびのびと子どもに戻って大自然のなかで遊んでもらいたい、そういう大人の願いからこのプロジェクトが始まりました。夏季林間学校の試みは、阪神淡路大震災のときも行われました。今回はあまりにも被害が大きい災害だったゆえ、なかなか支援の手が「遊び」にまで及びません。
でも、なんとか、この夏休みをできる限り自由に遊んでほしい。社会が自分たちに無関心ではないことを感じてほしいと願い、教育に関わるNPOのメンバーがこのプロジェクトを進めてきました。

■いま、体験することの意味
林間学校は子どもの身の安全を預かる難しいプロジェクトですが、北海道の自然体験をサポートしているNPOの方々の全面的な協力があって実現しました。たくさんの方々が関わり、やっとサイトを立ち上げるところまできた……というのが現状です。なにしろ、まだ事故から三ヶ月ですから……。
なぜ急ぐのか。この大災害のまっただ中で何を体験するか?は、子どもたちの成長にとても大きな影響を与えると考えるからです。このたいへんな時だからこそ、自然体験学習を通してさまざまな人たちと出会ってほしい。そう思うのです。それがきっと成長の糧になるに違いない、と。

■みんなが子どもを見守る、視線が子どもを育てる
子どもたちを社会全体で育てていこう、そういう意図のもと企画が進められ、個人の方々の支援金を積み重ねることでなるべくたくさんの子どもたちに夏季休暇を……と考えています。
現在、200人の子どもたちの受け入れ体制を作りました。200人の子どもたちに最長40日、北海道で過ごしてもらう多彩なプログラムができました。たくさんの大人たちが関わっています。子どもたちに原発の責任はまったくありません。できるかぎりのことを大人の責任として……という思いです。

■アド・サポーター歓迎します
どうか、このプロジェクトをみなさんのブログなどで紹介してください。いろいろな方にこのプロジェクトを知ってもらい、少しずつ参加してもらえたら、うれしいです。このプロジェクトは最低五年の継続を視野に入れて行っています。これからは北海道だけでなく、沖縄、九州、など全国のさまざまな地域と連携して子どもたちの「林間学校」を行っていきたいと考えています。
そして、ほんとうに少ない人数で運営しています。ポスターもありません。デザインを考えてくれる方、ロゴを作ってくれる方、イラストを描いてくれる方、どんな形でもよいので、参加していただけたらうれしいです。
告知のご協力をお願いします。

ふくしまキッズ夏季林間学校プロジェクト

http://fukushima-kids.org/

---転載終わり

追記:孫さんも支援
2011/06/08 20:29:11
やりましょう。資金支援。@randieta: 『福島キッズ夏季林間学校』参加受付からわずか20分で定員200人に達し…多くの子どもたちがキャンセル待ちの状況ですが、資金が足りません。http://t.co/b7FL1eH