子どもを守れ



福島県ホームページ - 組織別 - 放射能に関する知識
放射線に関するお問い合わせの多いご質問について(PDF:181KB)
放射線に関するお問い合わせの多いご質問について(追加)(PDF:225KB)
の質問に対する正しい答えをブログ記事にしました。元の(答)は、間違いが多いです。
3月25日・4月3日の文書ですが、現時点でも注記もなく掲載がされており、事故初期に影響力があった文書と思われ、間違った現状認識を助長しています。


http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon2.pdf 1ページ
20110615_2_1

わたしのA1:
暫定基準値は、100Bq/L ですが、現在は甘い基準値を容認するような物流状況ではありません。
WHO基準(通常時)の 10 Bq/L を超える水を乳児に与えることは適切ではありません。ただし、急を要する場合には、利用可能です。放射線被ばくは加算されていき、総量に比例して健康被害を招くと考えてください。数度の使用に神経質になる必要はありません。

わたしのA2:
放射線検査をしていない井戸水の飲用は避けてください。生活用水としての使用はできますが、可能なら水道水を使用してください。

わたしのA3:
国・自治体の検査体制が甘いことが問題です。


http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon2.pdf 2ページ
20110615_2_2

わたしのA4:
放射線被ばくにより致死ガンとなるリスクは、100mSv で 0.5% とされています。もっと高いとの学説もあり、確定しているとは言えません。
0〜100mSv の低線量被ばくでは、生涯に浴びた線量に比例して健康被害が発生するとの学説が主流です。
なお、生活習慣病と放射線による被害を比較すべきではありません。

わたしのA5:
食品の暫定基準値が甘く、リスクを判断できない状況です。数値によって、それぞれの食品の測定値が表示されるようになるのを望みます。
放射線被ばくは、累積した値に比例して健康被害を招きます。これまでに食べたものを心配しても対処法はありませんので、今後の食品に注意してください。

わたしのA6:
表面の土を取り除く除染が有効です。耕したり染み込んだあとでは除染が難しくなります。

わたしのA7:
前半は(答)と同じです。飯舘村は避難区域となりました。福島市や郡山市も健康に影響がありますが、放射線量に比例して小さくなります。

http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon2.pdf 3ページ
20110615_2_3



http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon6.pdf 1ページ
20110615_6_1

わたしのA8:
これは、法律の話ですから、(答)で正しいのだと思います。

わたしのA9:
平成23年5月6日 文部科学省及び米国エネルギー省航空機による 航空機モニタリングの測定結果について
によると、80km圏内の避難は適切でした。
#save_children 千葉、茨城で土壌から通常の400倍セシウム 筑波大調査 わたしの判断:福島県中通りは相当危険。千葉・茨城の一部は普通に危険。
によると、実測値でも80km圏内の避難は適切でした。
4月3日の記述であることを考慮して、避難することによる混乱を避けるのは理解できます。しかし、未だに避難(子どもの避難や移住)を考えないことが、問題です。福島市や郡山市などの危険な地域に仮設住宅を建設しているのも問題です。


http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon6.pdf 2ページ
20110615_6_2

わたしのA10:
健康に影響を及ぼさない被ばくは、ありません。
放射線被ばくにより致死ガンとなるリスクは、100mSv で 0.5% とされています。もっと高いとの学説もあり、確定しているとは言えません。
0〜100mSv の低線量被ばくでは、生涯に浴びた線量に比例して健康被害が発生するとの学説が主流です。
初期の混乱を回避することは理解できますが、落ち着いた段階で避難区域を拡大すべきです。放射線被ばくに弱く健康被害が大きくなる子どもや妊婦には、特別な配慮が必要です。

わたしのA11:
(答)に怒りをおぼえます。このような安心デマが、被ばくを増やして健康被害を拡大します。
福島市や郡山市では、屋内退避が好ましかったですが、外出時には防護すべきでした。性能によって違いがありますがマスクは有効です。エアコンは、換気付なのかなどのタイプによって違いますから、メーカーに問い合せてください。程度の差はありますが、現在も同じです。
「内部被ばくについては」の部分は、全くの間違いです。
内部被ばくは、呼吸や飲食による被ばくです。
外部被ばくについては、木造家屋では、浮遊放射性物質なら低減係数 0.9 で、沈着した放射性物質なら低減係数 0.4 です。(答)は楽観的です。出典を示して欲しいです。

わたしのA12:
「制限」としては、(答)のようになるのでしょうね。
暫定基準値以下であっても安全とはいえません。出来る限り放射性物質を含まない食品を食べたほうが良いです。出荷制限が解除されたとして、安全とはいえない作物を出荷するなら、倫理的な問題があります。


http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon6.pdf 3ページ
20110615_6_3

わたしのA13:
セシウムの生物学的半減期は、70日(または100日)です。内部被ばくの場合は、1%以下になるのは半減期の7倍ですから490日くらいかかる計算になります。

わたしのA14:
散歩などは構いませんが、マスクなどで防護してください。洗濯物は、室内に干すほうが安心です。風のある日は、屋外に干さないでください。エアコンは機種によって違いますので、外気を取り込むか否かをメーカーなどに問い合せてください。
政府・マスコミの流す情報が信用できません。ネットなどでの情報収集が必要な状況です。
政府・マスコミ・ネットの情報は、等しく疑う姿勢で信用できるか否かを判断してください。

わたしのA15:
急性症状が現れるのは、500mSv くらいからです。桁が相当違いますから心配する必要はありません。
長期的な健康被害は、被ばく量に比例して確率的に発生します。
放射線被ばくにより致死ガンとなるリスクは、100mSv で 0.5% とされています。もっと高いとの学説もあり、確定しているとは言えません。
0〜100mSv の低線量被ばくでは、生涯に浴びた線量に比例して健康被害が発生するとの学説が主流です。

わたしのA16:
ICRP(国際放射線防護委員会)・ECRR(欧州放射線リスク委員会)ともに、0〜100ミリシーベルトの低線量被ばくでは、被ばく量に比例してガンが発生するモデルを採用しています。


http://www.pref.fukushima.jp/j/housyasenshitsumon6.pdf 4ページ
20110615_6_4



2番目の「お問い合わせの多いご質問に対する回答(追加)」は、
【回答内容は、福島県放射線健康リスク管理アドバイザー山下俊一氏の監修を受けています】
と書いてあります。