子どもを守れ


この記事は、まとめページです。
追記ではなく随時、追加・変更・更新を行いますので注意してください。


【ICRP(国際放射線防護委員会)】
わたしの認識:
放射線による健康被害に関して、楽観的。しかし、学術的な論争を避けるために、ICRPの数値を参照することが多いです。政府は、ICRPの基準ですら拡大解釈して遵守していません。

●ICRP2007年勧告(Pub.103)
国際放射線防護委員会(ICRP)2007年勧告(Pub.103)の国内制度等への取入れについて−第二次中間報告−:文部科学省
全文ではありませんが、相当部分についてうかがい知ることができます。緊急時の基準などが勧告されています。

●ICRP 「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)」(Pub.109)
ICRP Publication 109 日本語版ドラフト 特別公開のお知らせ - 日本アイソトープ協会
本報告書は、委員会の2007年勧告の適用について助言するために作成されたものである。

●ICRP 「(原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に居住する人々の防護に対する委員会勧告の適用(仮題)」(Pub.111)
ICRP Publication 111 日本語版ドラフト 特別公開のお知らせ - 日本アイソトープ協会
本報告書は、現存被ばく状況に関する委員会の2007年勧告の適用に関する助言を提供している。

●ICRP 「放射線攻撃時の被ばくに対する公衆の防護」(Pub.96)
ICRP Publication 96 −全文データ公開のお知らせ - 日本アイソトープ協会


【ECRR(欧州放射線リスク委員会)】
わたしの認識:
ICRPと対立。放射線障害による致死ガンの発生率はICRPの2倍であり、さらに、多岐にわたる健康被害を論じている。疫学的に証明されていないという批判もある。

●ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010年勧告
ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010年勧告 美浜の会



【米国科学アカデミー】
わたしの認識:
BEIR-VIIで、「しきい値なし直線仮説」(LNT)リスクモデルを支持。この報告書が、学術的な論争に強い影響を与えている。

●BEIR-VII(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
低線量被曝でも発がんリスク―米科学アカデミーが「放射線に、安全な量はない」と結論
こちらの解説で十分だと思います。
米国科学アカデミーBEIR委員会報告書(BEIR VII報告書)「要約」部分の翻訳
こちらのほうが詳細です。次のPDF5本があります。
・低線量放射線被曝リスクをめぐる最近の動向 (「低線量被曝プロジェクト」メンバーによる解説)
・「無料の概要(Free Executive Summary)」iページ
・「放射線を表わす単位」ii-iiiページ
・「一般向け概要(Public Summary)」1-16ページ
・「行政・専門家向け概要(Executive Summary)」17-29ページ



間違いやすいポイント:
内部被ばくでは、100〜1000倍のリスク。ECRR 2010年勧告 第11章
【デマ】100ミリシーベルトで0.5%がガンになる (〃бOб)ノ コラァ〜 ガンになる確率じゃなくて、ガンで死亡する確率です