東日本大震災発生時に定期検査中だった4号機では、ピットの水が燃料貯蔵プールに偶然流入したため、燃料の損傷を回避できていたことが分かった。


いちおう、元記事

福島2号機建屋の二重扉を開放 推計放出量は18億ベクレル(産経新聞) - livedoor ニュース
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福島2号機建屋の二重扉を開放 推計放出量は18億ベクレル

2011年06月19日21時10分
提供:産経新聞

 東京電力は19日、福島第1原発2号機の原子炉建屋の二重扉を開放したと発表した。開放で建屋内の放射性物質(放射能)が環境中に放出される懸念があるが、事前に放射性物質濃度を下げる措置を取っており、東電は「環境への影響はない」と判断した。
 東電によると、開放により放出される放射性物質の推計値は18億ベクレル。1号機の二重扉開放時に放出された5億ベクレルを上回る。開放について経済産業省原子力安全・保安院は「問題はない」と評価。地元自治体の了承も得られたという。
 2号機の原子炉建屋は屋根が残っているため、地下にたまった汚染水の蒸発などによって湿気がこもり、湿度99・9%の「スチームサウナのような状態」(東電)だった。高い湿度の中に人が立ち入ると脱水症状を引き起こす危険もあり、作業の妨げになっていた。今後、原子炉の水位計や圧力計の調整作業を行う。
 一方、4号機では19日、定期検査中に原子炉機器を仮置きする「DSピット」と呼ばれるプールの水位が低下し、露出した原子炉機器から強い放射線が出ている可能性があることが判明した。東日本大震災発生時に定期検査中だった4号機では、ピットの水が燃料貯蔵プールに偶然流入したため、燃料の損傷を回避できていたことが分かった。
 燃料プールには大震災発生当時、1535本の燃料が保管されていた。燃料が発する熱で水が蒸発し、燃料損傷の懸念が高まったが、水位は下がらず燃料は水面下にとどまった。
 東電によると、プールの水位が予想より下がらなかったのは、ピット側の水が燃料貯蔵プールに偶然流れ込んだ可能性が高いという。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は会見で、「プールに水が流れなかったら空だきなり、非常に厳しい状態になっていた」との見方を示した。
 東電は19日、ピットに約80トンの水を注入。今後、約1千トンを注水する方針。
 一方、東電は同日、本格運転からわずか5時間で停止した汚染水の浄化システムで、水漏れがあったことを明らかにした。

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福島2号機建屋の二重扉を開放 件がタイトルになり、前半にあります。
ピットの水が燃料貯蔵プールに偶然流入した 件が後半にあります。こっちが最重要です。

4号機の使用中核燃料・使用済み核燃料の状態は、現在進行中の大問題なのですよぉぉ


asahi.com(朝日新聞社):「4号機の水、なくなっていた可能性少ない」米当局修正 - 国際
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「4号機の水、なくなっていた可能性少ない」米当局修正
2011年6月16日23時15分

 米原子力規制委員会(NRC)は15日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を分析し、米国の原発の安全性を再評価する特別チームの第2回会合を開いた。席上、NRCのボーチャード事務局長は、4号機の核燃料プールについて、ビデオの新たな分析から「水がなくなっていた可能性は少ない」と述べた。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが報じた。

 このプールの水については事故発生から5日後の3月16日、NRCのヤツコ委員長が下院での証言などで「水はなくなっている」と指摘。貯蔵中の燃料が溶融して大量の放射性物質が放出される恐れがあるため、米政府が原発から50マイル(80キロ)圏内の米国民に避難勧告を出す根拠の一つとなっていた。

 ヤツコ委員長の指摘に東電は反論していたが、ボーチャード氏はこの日、「4号機の状態は、当初考えていたほど深刻ではなかったことを示している」と述べた。ただNRCの広報担当者はAP通信の取材に「引き続き、勧告は妥当だと考える」と述べた。
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プールの水位が予想より下がらなかったのは、ピット側の水が燃料貯蔵プールに偶然流れ込んだ可能性が高いという。

なのですから、さすがのNRCも予測できなかったのでしょう。