文部科学省放射線審議会:
1キロ当たり50ベクレルとした「乳児用食品」や「牛乳」の基準について、「特別の規格基準値を設けなくても、子どもへの配慮は既に十分なされた」とする答申

厚生労働省:
4月から原案通りの新基準を適用する方針


1キロ当たり100ベクレルの基準は緩すぎます。10倍緩い



乳幼児食品基準、不要の答申案=セシウム100ベクレルで配慮十分−放射線審議会
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乳幼児食品基準、不要の答申案=セシウム100ベクレルで配慮十分−放射線審議会

 食品に含まれる放射性セシウムの新たな規制値案について、厚生労働省から諮問を受けた文部科学省放射線審議会が16日開かれ、1キロ当たり50ベクレルとした「乳児用食品」や「牛乳」の基準について、「特別の規格基準値を設けなくても、子どもへの配慮は既に十分なされた」などとする答申案が示された。
 放射性物質による被ばくが懸念されている子どもへの特別な基準は不要とするもので、消費者や保護者から批判の声が上がる可能性もある。
 厚労省の新規制値案では、食事による被ばく線量の上限を年1ミリシーベルトと以前より厳しく設定。穀類や肉、野菜など「一般食品」に含まれるセシウムの規制値は1キロ当たり100ベクレル、新設される「乳児用食品」や「牛乳」は同50ベクレルなどとし、4月から導入するとしていた。これに対し、放射線審議会の答申案では、1キロ当たり100ベクレルの基準で、1歳未満を含む子どもの年間被ばく線量が1ミリシーベルト以下に抑えることが十分可能なものになっているとして、修正を求めている。(2012/02/16-11:56)
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食品中の放射性物質規制値、答申通り基準適用へ
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食品中の放射性物質規制値、答申通り基準適用へ

 文部科学省の放射線審議会は16日、厚生労働省が昨年12月にまとめた食品中の放射性物質の新規制値案を「差し支えない」とする答申を出した。

 答申は規制値は安全上問題ないとしながらも、原案で一般食品の半分に厳格化するとされた乳児用食品と牛乳の規制について、一般食品と区別する必要はないなどとする異例の意見を盛り込んだ。規制値自体は認められたことから、厚労省は、新基準の適用を遅らせるコメなどを除き、4月から原案通りの新基準を適用する方針だ。

 放射性セシウムについて定めた新規制値は、肉、野菜などの一般食品が1キロ・グラム当たり100ベクレル、放射線の影響を受けやすい子供に配慮し、乳児用食品と牛乳はその半分とした。新規制は現行の暫定規制値より、4〜20倍厳しい。

(2012年2月16日11時50分 読売新聞)
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放射性物質:食品の新基準値案、認める答申 異例の意見書
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放射性物質:食品の新基準値案、認める答申 異例の意見書

 厚生労働省の諮問で食品中の放射性物質の新基準値案を審議していた文部科学省の「放射線審議会」(会長・丹羽太貫京都大名誉教授)は16日、新基準値案を批判する異例の意見書をつけつつ、同案を認める答申をした。意見書では、乳児用食品の1キロあたり50ベクレルを100ベクレルに緩めても健康は守られると記したものの、厳しい基準値を堅持する厚労省に歩み寄った。

 審議会は昨年12月27日から6回の審議を重ねた。毎回、大半の委員から「国際機関は日本と同じ年間1ミリシーベルトを根拠にしながら、一般食品のセシウムの基準値を1キロあたり1000ベクレルとしているのに、なぜ日本は100ベクレルなのか」「現行の暫定規制値で国民の健康は十分に守られており、基準値の強化は福島の復興の妨げになる恐れがある」「乳児用食品や牛乳に50ベクレルを設ける根拠はない」など、新基準値案を批判する意見が続出した。

 しかし「厳しい新基準値でも農産物の流通が滞ることはない」との厚労省の意向は覆せず、「食品の放射性セシウムの濃度は十分に低く、(新基準値が)放射線防護の効果を高める手段にはなりにくい」との批判的な意見書を付けて結局は認めた。

 新基準値案は、一般食品100ベクレル▽乳児用食品50ベクレル▽牛乳50ベクレル▽飲料水10ベクレル。4月から実施される。【小島正美】

毎日新聞 2012年2月16日 12時14分
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