政府の責任は重いですね



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福島第1汚染水漏れ、レベル3に事故評価引き上げ=原子力規制委 2013年 08月 21日 11:23 JST
[東京 21日 ロイター] - 原子力規制委員会は21日、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原発敷地内にある貯水タンクから超高濃度の汚染水が漏えいした問題で、原子力事故の国際評価尺度(INES)でレベル3(重大な異常事象)に引き上げる方針を示した。同日開催の定例会合で決定する。

レベル3(重大な異常事象)に引き上げる方針を示した。同日開催の定例会合で決定する

19日にタンクからの漏えいが発見された際に、規制委は暫定評価としてレベル1(逸脱)との見解を示した。

暫定評価としてレベル1(逸脱)

ただ、規制委が定例会合に提出した資料では、今回の事故について、漏えいした汚染水が数千テラ(テラは1兆)ベクレル程度で、施設において安全防護層が残されていなかったこと、潜在的影響を考慮すると、レベル3に該当するとした。

(浜田健太郎)

漏えいした汚染水が数千テラ(テラは1兆)ベクレル程度
施設において安全防護層が残されていなかった
潜在的影響を考慮



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福島第一汚染水300トン タンク底から漏れる? 2013年8月21日
 東京電力福島第一原発のタンクから三百トン(東電の推計)の高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は原因調査を進めたが、ボルト締め型タンクの弱点である側面の鋼板の継ぎ目に、水が漏れた痕跡は確認できず、底部から漏れた可能性が高まった。大量の漏れが確認され、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度で下から二番目のレベル1としていた暫定評価を、引き上げる方向で検討に入った。

タンクから300トン(東電の推計)の高濃度汚染水が漏れた問題

ボルト締め型タンクの弱点である側面の鋼板の継ぎ目に、水が漏れた痕跡は確認できず、
底部から漏れた可能性が高まった

 問題のタンクは三百五十基あり、原子炉の冷却後に出る汚染水をためる主力となっている。鋼板の間に樹脂製パッキンを挟み防水性を保っているが、パッキンの耐用年数は五年。同型のタンクで、四回の水漏れが起き、いずれも鋼板の継ぎ目からの漏出だった。

いままでは継ぎ目でしたが、
今回は底部?

 十九日に漏れが見つかるまで、タンク周辺の見回りでは異常に気付かなかった。二十日にタンクの水位が本来の水位より三メートル下がっていたことを確認。短期に一般的な二十五メートルプール(四百〜五百トン)の水量に近い汚染水が漏れたことになる。
 東電はタンク側面を中心に漏れた痕跡を探したが、見つからなかった。タンクは下部ほど水圧がかかり、汚染水はタンクの各方向に漏れていた。タンク底部の可能性が残る。

タンク底部の可能性が残る。

 汚染水は、放射性セシウムの大半は除去されているが、放射性ストロンチウムなどは一リットル当たり八〇〇〇万ベクレルと極めて高い濃度で残る。法令で放出が認められる濃度限度の数百万倍に達する。ストロンチウムなども除去する新装置の導入が検討されているが、トラブルで止まっている。
 汚染水の放射線量は水面から五十センチ離れた地点で毎時一〇〇ミリシーベルトあった。この場所に一時間いれば、がんが発生するリスクが明らかに上昇する値。

放射性ストロンチウムなどは一リットル当たり八〇〇〇万ベクレル
汚染水の放射線量は水面から50センチ離れた地点で毎時100ミリシーベルト

 今のところ海まで流れ込んだ可能性は低いとされる。ただ、高濃度のため、東電はタンク群の周囲に設けられたコンクリート製の堰(せき)内にたまった汚染水が拡散しないよう、汚染水の回収や土のうを積み増す対策に追われた。

打つ手なしということ?



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福島第1原発:タンク漏出1カ月前から 保管計画破綻寸前 2013年08月20日 22時16分(最終更新 08月20日 23時47分)
 東京電力福島第1原発の地上タンクから約300トンもの高濃度放射性汚染水が漏れた問題は、事故処理の新たな障壁の深刻さを物語る。把握まで1カ月を要するお粗末な点検体制だけでなく、その場しのぎの保管計画の実態も浮き彫りになった。

把握まで1カ月を要するお粗末な点検体制だけでなく、
その場しのぎの保管計画の実態も浮き彫りになった。

 東電によると19日午前9時50分ごろ、東電社員がタンク周囲にある漏えい防止用のせきの排水弁から流れ出た水計120リットルが外側にたまっているのを見つけた。排水弁は、雨水がせきの内部にたまるとタンクからの漏えいと区別できなくなるため、常時開けられていた。

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は20日の記者会見で「漏れを迅速に発見するための措置で、さらに外側には土のうの壁もある」と運用の不備を認めなかったが、今後は弁を常時閉じるよう方針転換した。

排水弁は、雨水がせきの内部にたまるとタンクからの漏えいと区別できなくなるため、常時開けられていた。

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は20日の記者会見で「漏れを迅速に発見するための措置で、さらに外側には土のうの壁もある」と運用の不備を認めなかったが、今後は弁を常時閉じるよう方針転換した。

 せきの外への汚染水漏えいを防ぐためのパトロールは、タンク群を取り囲むせきの外周を歩いてタンク外壁やせきの内部を目視するのみで、タンクを個別に巡回することはしていなかった。東電は、周辺の放射線量が毎時100ミリシーベルトと高く「作業時間が限られている」と釈明する。

周辺の放射線量が毎時100ミリシーベルトと高く「作業時間が限られている」と釈明

 もともと、今回のような組み立て式のタンクは、溶接式に比べて継ぎ目から水が漏れやすい。東電は会見で「少量の漏れは初期から想定していた」とした上で「新規に造るタンクは溶接型に移行している」と強調したが、今後は老朽化に伴うリスクも加わる。漏えいが見つかったタンクは耐用年数が5年で、すでに2年が経過。東電は会見で「点検や補修方法の検討を現在行っている」と説明、タンクを使い始める時には5年後の対策を考慮していなかったことを明らかにした。【鳥井真平】









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