従来のALPSの増設
サブドレインから海に流す施設
と2種類あります。混同してしまうような記事。あるいは、混同するような報道陣への公開をしています。

相変わらず、姑息だな。



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高性能ALPSなど福島第1の施設公開 2014年10月17日
 東京電力は16日、福島第1原発の汚染水処理対策として増設した多核種除去設備(ALPS)と新設の高性能ALPS、建屋への地下水流入を防ぐサブドレン設備などを報道機関に公開した。

福島第1原発の汚染水処理対策として増設した多核種除去設備(ALPS)と新設の高性能ALPS

これは、頑張って

建屋への地下水流入を防ぐサブドレン設備

こっちは、ダメ

 ALPSは、汚染水に含まれるトリチウム以外の62種類の放射性物質を吸着し、放出基準を下回る濃度まで下げる装置。増設ALPSは既設と同じ3系統で、9月から順次試運転を開始した。既設型と同様1日750トンの汚染水を処理する。
 高性能ALPSは、1系統で1日約500トンの処理が可能。汚染水の前処理にフィルターを使用することで、処理で発生する放射性廃棄物を約95%低減するという。この日で原子力規制委員会の使用前検査が終え、近く試運転を開始する。

従来のALPSの改良版と思われますが、故障しないといいですね。

 サブドレン設備は、建屋周囲の井戸で地下水をくみ上げ、建屋への地下水流入量を現在の1日400トンから200トンに低減する。浄化設備で放射性物質の除去処理をした上で海に放出する。

サブドレン設備
浄化設備で放射性物質の除去処理をした上で海に放出する

海に流すなんてトンでもない!絶対反対!

 東電はALPSなどの増強により、1日の処理能力を現行の750トンから2000トンまで高める計画。本年度中に構内の地上タンクに貯蔵する汚染水約36万トンを全量処理することを目指しており、小野章所長は「汚染水のリスクを一日も早く下げたい」と話した。

海に流す選択肢はありませんからね。トリチウムを除去できない。
タンクを増設するしかありません。敷地外の増設も必要なら政府と協議してください。