株価操作は咎めが来るんですよ。
1万8000円というのは、小泉相場の高値圏。それ以上の経済状況でしたかねー






東京新聞:株投資拡大 裏目に 年金運用損失 5兆円見通し:経済(TOKYO Web) 2016年4月3日 06時59分
国民が拠出する国民年金などの積立金を運用する「GPIF」(年金積立金管理運用独立行政法人)が二〇一五年度、約五・一兆円の損失を出す見通しとなったことが、専門家の試算で明らかになった。(渥美龍太)
 GPIFは安倍政権の方針に基づき一四年秋以降、運用資産のうち株式に投資する比率の目安を50%に倍増させたが、積極的な株式投資が裏目に出た。リスクの高い資産を主軸に年金を運用する政策の是非が問われそうだ。

ちょっと、ぼくのと違います。

株式で運用するのが悪いのではなく、1万8000円以上のあり得ない高値圏以上に買い上げた。
公的な年金資金で解決策がない仕手戦をヤったわけです。
その上を買う馬鹿はいないんだよ。負けるのが必然。


損失はリーマン・ショック直後の〇八年度以来の大規模水準になる見込み。GPIFは運用成績を例年七月前半に公表するが今年は七月二十九日に発表する。

これも参院選後に先送り。姑息だね

試算はGPIFの運用に詳しい野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストが実施。損失内訳は、外国株式が三・六兆円と最大。国内株は三・五兆円、外国債券も五千億円の損失。一方で国内債券は二・六兆円の利益を計上した。
 GPIFは一四年十月に運用基準を変更。国債など国内債券を60%から35%に下げ、株式投資(外国株を含む)を24%から50%に引き上げた。だが、一五年度は株式が世界的に下落。一方、マイナス金利導入で国債に購入が殺到し、GPIFが減らした国内債券は逆に価格が上がった。

一五年度は株式が世界的に下落

これは、日本株が大きく下がっているけどNYダウなどは少し元気がない程度だよ。
海外の損失は新興国などのハイリスクの株式でも買っていたのでしょう。


日本総研の西沢和彦上席主任研究員は「日本の年金はスウェーデンなどと違い、損失が出たときすぐに穴埋めをしない。将来世代への影響を防ぐ仕組みを作らないまま、損益の振れ幅の大きい株式の比率を高めたのは拙速だ」と指摘する。

多くの専門家が指摘しない点なんだけど、1年で株式を2倍にするとは非常識の極みだよ。
年金資金規模なら2倍にするには10年は必要です。当たり前




それと、リーマンショックの前の年(2007年)の運用損は「第一次安倍政権の参院選惨敗」を起点とした日本株の暴落開始の影響です。日本ではリーマン・ショック以前に暴落が始まっています。
ぼくは、アベ暴落と呼んでます。




(参考)
日経平均 (日経平均) 【0000】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
日経平均とNYダウの比較チャート(月足)
20160403-225dow


2015年の異常な上昇は年金資金の仕業なんでしょうね