2013年04月12日03:34 【安全安心デマ】子どもの内部被ばく防げている → 検出限界 300Bq/全身では判断できない。拙速な調査結果に惑わされずに、引き続き注意。
わたしは、チェルノブイリでの健康被害を教訓にして、福島などでの健康被害を小さくすべきと考えています。
子ども:体重1キロあたり 20ベクレル で、注意レベルという立場です。(参照)
検出限界 300Bq/全身
体重15キロなら、注意レベル
体重30キロなら、注意レベルの半分
これでは、検出されたら注意しないといけませんから検出限界が高すぎるのです。
健康被害の発生しているベラルーシと同じような判断で良いとは思いませんから、安心を煽る検出限界です。

前回のブログ記事からの引用です。
今回の新聞記事は、少しだけ検出限界が低くなっていますが似たようなものですね。

検出限界を低くすることが科学的に不可能なわけではないんです。
立ったまま短時間で検査するというような「簡易的な検査」をしているから、検出限界が高くなります。

(〃бOб)ノ コラァ〜 バカにするな!






中学生以下、検出率ゼロ 南相馬市民の内部被ばく 2013/05/22 08:15
 東京電力福島第一原発事故を受け、南相馬市が市立総合病院などで実施している市民の内部被ばく調査で、昨年10月から今年3月までの半年間に検査した中学生以下の子ども184人は、全員セシウム137が検出限界値(1人当たり250ベクレル)未満だった。
 高校生以上の大人2681人は94・8%が検出限界値未満。前期(平成24年4〜9月)は子どもが99・8%、大人が92・0%だった。21日、同病院が発表した。

検出限界は250ベクレル
中学生以下 : 検出ゼロ
高校生 : 5.2%検出

これは、単純に体重が少ない中学生以下の検出をできなかったとしか読めません。
検出限界が高すぎるのが原因です。

 大人の受診者のうちセシウム137が検出されたのは139人。同病院が再検査を求める体重1キロ当たり20ベクレル以上検出されたのは3人だった。このうちともに38ベクレル検出された2人は70歳代の夫婦で、自然採取のキノコや自宅庭の柿を食べていた。

母数がわかりませんが、
体重1キロ当たり20ベクレル以上検出されたのは3人ですから大人なら許容範囲だと思います。

 月別のセシウム134と137いずれかの子どもの検出率は昨年9月からゼロが続いている。大人も同6月以降、3・8〜8・0%とほぼ横ばいとなっている。検査結果を説明した金沢幸夫院長は「今回の調査で子どもの健診数は少ないが、4月から始めた学校検診でも検出者はいない。高校生以上にどうやって関心を持って来てもらうかが課題」と話した。

根本的な発想が間違っています。
高い検出限界にして、「検出ゼロ」を目的にした検査に関心を持てる筈がありません。

検出限界を下げて、検出するのが筋です。
検出すれば、前回の検出より増えたか減ったかに興味を持てます。
そして、次回の検査で減らそうとするインセンティブが働く。続きを読む