「測定位置の微妙な違いによる違いで、扉開放の環境への影響はほとんどない」

そうなの?


東電、放射線量の変動報告せず…計測にもミス : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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東電、放射線量の変動報告せず…計測にもミス

福島原発

 東京電力は20日、福島第一原子力発電所の2号機原子炉建屋で二重扉を開放した際、約5キロ西にある福島県双葉町山田で測定した放射線量に変動があったにもかかわらず、経済産業省原子力安全・保安院に報告せず、6時間以上放置していたと発表した。

 計測方法にもミスがあった。

 ただし測定した線量は特別高いわけではなく、この場所は警戒区域内で住民は避難している。また、この場所以外で測った4地点では線量に大きな変動はなかった。

 東電によると、2号機の扉は19日午後9時頃から開け始め、20日午前5時に全開状態にした。この時間帯に原発敷地内外で放射線量を計測したところ、双葉町山田では20日午前1時の毎時27・5マイクロ・シーベルトから午前8時には同45マイクロ・シーベルトに上昇していた。結果は同日昼前には東電本店に報告されていたが、同日午後6時20分に保安院に報告されるまで、本店内で放置されていた。

(2011年6月21日01時11分 読売新聞)
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扉開放後の計測地点ミス、正しい場所で再実施 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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扉開放後の計測地点ミス、正しい場所で再実施

福島原発

 福島第一原子力発電所2号機の扉開放に伴う放射線計測でミスがあり、東京電力は21日、原発から西5キロにある福島県双葉町山田で再計測し、線量は開放前より毎時8・5マイクロ・シーベルト高い36マイクロ・シーベルトだった、と発表した。

 東電は、双葉町山田では、開放前の毎時27・5マイクロ・シーベルトから開放後の20日午前8時には同45マイクロ・シーベルトとなった、と発表していた。

 しかし、その後、1回目と2回目の測定地点が約110メートルずれていたことが判明。同日夜、1回目の計測地点で再計測した。

 線量上昇について東電は「測定位置の微妙な違いによる違いで、扉開放の環境への影響はほとんどない」と説明している。

(2011年6月21日11時37分 読売新聞)
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東京電力は、扉を開けて放出される放射性物質による新たな被ばく量を試算し、原発の敷地内で1時間当たり0.0014マイクロシーベルト


2号機原子炉建屋 扉を開放 東電福島第一原発ニュース
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2号機原子炉建屋 扉を開放(6月19日 22:20更新)

東京電力は福島第一原子力発電所の2号機で、原子炉建屋内の湿度が極めて高く、収束作業が進まないため、19日午後8時50分すぎに建屋の扉を開け始めました。
東京電力は、扉を開けても周辺環境への影響はほとんどないとしています。
福島第一原発の2号機の原子炉建屋では、格納容器や使用済み燃料プールから出たとみられる水蒸気の影響で湿度が99.9%と極めて高く、収束に向けた作業を行えない状態が続いています。
東京電力は湿度を下げるため、建屋の扉を開けたままにして換気を行うことを決め、今月11日から浄化装置を使って、建屋内部の空気中の放射性物質の濃度を下げてきました。
そして、2号機の原子炉建屋の扉について、19日午後8時51分に途中まで開けて、その後その状態を保ち、問題がなければ20日午前4時ごろにも全開にすることにしています。
東京電力は、扉を開けて放出される放射性物質による新たな被ばく量を試算し、原発の敷地内で1時間当たり0.0014マイクロシーベルトで、1年間に換算すると、一般の人が浴びても差し支えないとされる1ミリシーベルトを十分に下回ると評価しました。
東京電力の松本純一本部長代理は、記者会見で「扉を開放しても周辺環境への影響はほとんどない」と話しています。
また扉の開放について、福島県と地元の13市町村に事前に説明を行ったということです。
東京電力は、扉を開放したあと建屋内部での放射線量の調査や計器の調整など収束作業を始めることにしています。
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2号機建屋の二重扉全開…環境影響ほとんどなし : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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2号機建屋の二重扉全開…環境影響ほとんどなし

福島原発

 東京電力は20日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋の二重扉を全開にしたと発表した。

 19日午後9時頃にまず半開きにし、20日午前5時頃に全開に切り替えた。19日夜から20日午前6時までの間、周辺の大気の放射線量に目立った変化はなく、東電は扉開放による環境影響は、ほとんどないとみている。

 全開後、作業員4人が建屋1階に入り、内部の放射線量や温度、湿度を計測した。開放前に6・7〜45ミリ・シーベルトだった放射線量は毎時5〜30ミリ・シーベルトに、34〜35度だった温度は31・2〜33・1度に低下、100%近かった湿度は58・7〜89・9%に下がった。

 東電は「長時間の作業にはさらに、温度や湿度を下げる必要がある」としており、今後、大物搬入口と呼ばれる別の扉を開いて湿度や温度をさらに下げ、放射線量の高い場所には遮蔽措置を講じる計画だ。

(2011年6月20日11時12分 読売新聞)
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湿度を下げる目的もあると思いますが、
放射線量を下げるのが主目的ではないかと推測します。

東京電力が、作業環境を真剣に心配しているとは考え難く、放射線量を下げて作業時間を確保したいと考えるのが適当ではないか?