国民的な議論が必要だと思いますが、そうになっていませんが、
原子炉近くの汚染地下水を簡易型のALPSで浄化して海に流す計画があります。
国東電と福島の漁業者だけの話し合いで、原子炉近くの地下水を海に流すこと自体が問題です。

その井戸のうち2ヶ所で高濃度のセシウムが検出されました
前回調査時の920倍 
最大で1リットル当たり46万ベクレル検出



井戸2カ所で高濃度セシウム 前回調査時の920倍 2014年10月25日
 東京電力福島第1原発建屋周辺の井戸「サブドレン」などから地下水をくみ上げ、浄化後に海に放出する計画で東電は24日、水質調査の結果、サブドレン2カ所でセシウム濃度が最大で1リットル当たり46万ベクレル検出されたと発表した。最大値は、前回調査時の昨年11月の同500ベクレルから濃度が920倍に上昇した。

サブドレン2カ所でセシウム濃度が最大で1リットル当たり46万ベクレル検出
前回調査時の昨年11月の同500ベクレルから濃度が920倍

 東電によると、サブドレン2カ所は2号機原子炉建屋から数メートル西側(山側)にある。このうち1カ所で22日に採取した水からセシウムを1リットル当たり46万ベクレル検出。もう1カ所でも同42万4000ベクレルを検出した。

2号機原子炉建屋から数メートル西側(山側)
1リットル当たり46万ベクレル
1リットル当たり42万4000ベクレル

 東電は濃度上昇の原因について「台風18、19号の豪雨の影響で汚染された土砂が井戸に流れ込んだ可能性がある」とみて特定を進める。原子炉建屋内には高濃度の汚染水がたまっているが、建屋周辺の地下水位よりも低いため東電は「(圧力の関係で)建屋外への流出はない」としている。

あおちらこちらに高濃度の汚染水がありますから、何処からの汚染水かも分からない状態です。

 東電はサブドレン計約40基で地下水をくみ上げ、浄化設備で放射性物質の濃度を十分に低減させた後に海に放出したい考え。しかし、風評被害を懸念する漁業者の反発は根強く、めどは立っていない。今回、高濃度のセシウムが検出されたことで、計画の実現はさらに困難となる可能性がある。

このような重要な計画を
国東電と福島の漁業者だけで話し合っています。




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福島第一原発の井戸から高濃度セシウム検出 10月25日 8時10分魚拓
東京電力福島第一原子力発電所の「サブドレン」と呼ばれる井戸のうちの2か所で、地下水から1リットル当たり40万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出されました。これまでで最も高かった値の800倍から900倍に上り、東京電力はこれらの井戸からの地下水のくみ上げを停止して原因を調べています。

「サブドレン」と呼ばれる井戸のうちの2か所
地下水から1リットル当たり40万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウム

高濃度の放射性セシウムが検出されたのは、福島第一原発の建屋の周囲にある「サブドレン」と呼ばれる40か所の井戸のうち、2号機の原子炉建屋から数メートル西側にある2か所です。これらの2つの井戸で今月22日に採取した地下水から、放射性セシウムがそれぞれ1リットル当たり46万ベクレルと42万4000ベクレルという高い濃度で検出されました。

2号機の原子炉建屋から数メートル西側にある2か所
放射性セシウムがそれぞれ1リットル当たり46万ベクレルと42万4000ベクレルという高い濃度

これらの値は、これまでで最も高かった1リットル当たり500ベクレルの800倍から900倍に上っています。東京電力は台風の影響の可能性も考えられるとしていますが原因は分からないとして、25日からこの2か所の井戸からの地下水のくみ上げを停止するとしています。「サブドレン」からの地下水のくみ上げは、ことし8月から試験的に始まり、先週18日から本格的に開始していました。

「サブドレン」からの地下水のくみ上げは、ことし8月から試験的に始まり、先週18日から本格的に開始

海に流すための試験的なくみ上げと浄化です

東京電力は増え続ける汚染水対策の一環としてくみ上げた地下水を浄化して海に放出する計画ですが、地元の反発が強く放出のめどは立っていません。

東京電力は増え続ける汚染水対策の一環としてくみ上げた地下水を浄化して海に放出する計画



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2014年08月23日20:03 トリチウムは670ベクレルだけど、、浄化設備で検出値以下
2014年10月17日07:43 従来の改良型ALPSは頑張ってね。サブドレインから海に流すのは絶対反対