東電と福島の漁民が決められるような問題ではありません。
原子炉由来の放射性物質を薄めて海に流そうとしています。





「唐突な話」と困惑 東電と国の汚染地下水海洋放出計画 2014年8月8日
 東京電力福島第1原発の汚染水対策として、東電と国が7日に明らかにした「サブドレン」と呼ばれる建屋周囲の井戸から汚染された地下水をくみ上げ海へ放出する計画に対し、漁業関係者らは「唐突な話」と一様に困惑した様子だった。

「サブドレン」と呼ばれる建屋周囲の井戸から汚染された地下水をくみ上げ海へ放出する計画

 東電は相馬市で開かれた相馬双葉漁協の理事会で海洋放出の計画概要を漁業者に伝えた。理事会終了後、佐藤弘行組合長は「一度汚染された水なので、地下水バイパス以上に安全を担保すべきだ」と徹底した安全対策を求めた。
 ほかの漁業関係者も不安を隠さない。県漁連の野崎哲会長は「現段階では、賛成も反対もできない」とした上で「トリチウムの値が大きな問題になる。処理できないなら容認できない」とくぎを刺す。いわき市漁協の矢吹正一組合長は「まずはしっかり説明を受けてから対応を考える」と述べた。同漁協は8日の理事会で東電の説明を受ける。

相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長
「一度汚染された水なので、地下水バイパス以上に安全を担保すべきだ」

県漁連の野崎哲会長
「現段階では、賛成も反対もできない」
「トリチウムの値が大きな問題になる。処理できないなら容認できない」

いわき市漁協の矢吹正一組合長
「まずはしっかり説明を受けてから対応を考える」

漁業関係者が考える段階ではありません。
原子炉由来の放射性物質を薄めて海に流すのですから、国民的議論が必要です。

 県は「排水設備の内容までは説明を受けたが、その先は、詳細がまとまり次第説明にくるということだった」とし、説明を受けた上で廃炉安全監視協議会で議論し、東電と国に必要な意見を伝えるという。


「排水設備の内容までは説明を受けたが、その先は、詳細がまとまり次第説明にくるということだった」



トリチウム、濃度薄め排水=建屋周辺地下水くみ上げ−福島第1 2014/08/07-20:46
 東京電力は7日、福島第1原発の放射能汚染水増加抑制策として、1〜4号機建屋周辺の井戸からくみ上げた地下水を海へ放出する計画で、浄化設備を使っても取り除けないトリチウムについて、濃度を薄めて海へ出す考えを示した。

浄化設備を使っても取り除けないトリチウムについて、濃度を薄めて海へ出す考え

 建屋周辺の一部の井戸ではトリチウムが1リットル当たり9万6000ベクレル検出されるなどしており、法令上の濃度上限値である同6万ベクレルを上回っている。

1リットル当たり9万6000ベクレル
法令上の濃度上限値である同6万ベクレルを上回っている

 別の汚染水対策として、建屋から100メートル以上離れた場所で地下水をくみ上げる「地下水バイパス」でも、海へ放出する際の基準として定めた1リットル当たり1500ベクレル未満を上回る濃度の地下水があるが、東電は濃度の低い他の地下水と混ぜて薄めた上で、基準を下回ったとして排出している。

「地下水バイパス」
混ぜて薄めた上で、基準を下回ったとして排出している

 東電廃炉推進カンパニーの川村信一広報担当は建屋周辺の地下水の排水基準について「地下水バイパスが念頭にある」と述べた。排水先に関しては「私たちが考えているのは海ではなく、港湾内」と強調したが、外洋に流出する可能性には触れなかった。

東電廃炉推進カンパニーの川村信一広報担当
「地下水バイパスが念頭にある」
「私たちが考えているのは海ではなく、港湾内」

((☛(◜◔。◔◝)☚))アタマダイジョウブデスカ

 さらに、川村氏は建屋周辺の地下水を海へ放出することが認められなかった場合、くみ上げはしないと説明。くみ上げなければ汚染された地下水が海へ流出する恐れがあるが、代替策については言及しなかった。




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汚染地下水の海洋排出検討 福島第1原発 2014年08月08日金曜日
 福島第1原発の汚染水対策で、東京電力が「サブドレン」と呼ばれる建屋周辺の42本の井戸から地下水をくみ上げ、放射性物資を取り除いた上で原発港湾内に放出する計画を検討していることが7日、分かった。浄化するとはいえ、建屋周辺の汚染された水を海洋放出するのは初めてで、風評被害が拡大する恐れがある。

建屋周辺の汚染された水を海洋放出するのは初めてで、風評被害が拡大する恐れ

風評被害じゃないでしょ
建屋周辺の汚染された水を海洋放出するんでしょ

 東電は7日、相馬市の相馬双葉漁協に出向き、計画の概要を説明した。8日には、いわき市漁協に計画を伝える。
 サブドレンは事故前からあり、57本の井戸から地下水をくみ上げて地下水位をコントロールしていた。東日本大震災の津波の影響で使えなくなっていたが、東電がこれまでに27本の井戸を復旧し、15本を新設した。
 井戸からは1日約1200トンをくみ上げ、セシウムとストロンチウムを除去する装置を通す。東電は1リットル当たり1ベクレル以下に浄化できると説明するが、トリチウムなど取り除けない核種もある。

汲み上げるにしても、タンクで保管してください。

 汚染水対策としては地下水が建屋地下に流れ込む前にくみ上げる「地下水バイパス計画」が5月に始まったが、効果はまだ見られない。

だよね。
効果が小さいという話の続報を聞いてません。

 建屋地下には1日約350トンの地下水が流れ込み、大量の汚染水が発生している。東電はサブドレンの稼働で1日200トンの地下水の流入を抑制する効果があると試算している。

東電の試算だからなあ。また、楽観的なんだろうなあ

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▽東電説明に漁業者反発 地下水海洋放出
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140808_63037.html




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