搬入したという実績作りにしか見えないんだよなー
全体の用地取得の障害になるのでは?
はじめから、地権者を無視して政治的に中間貯蔵施設の建設の話が進んでるからなー





汚染土搬入、見切り発車 福島・大熊 中間貯蔵予定地 2015年3月14日
 東京電力福島第一原発事故の除染で出た福島県内の汚染土などの廃棄物を、中間貯蔵施設予定地の保管場に搬入する作業が十三日始まった。環境省は地権者の理解をほとんど得ないまま、見切り発車した。確保済みの用地はごくわずか。すぐに満杯になり、地権者の不信感が募るだけの結果に終わる可能性もある。 (荒井六貴)

そうですね〜
地権者は置き去りになっています。
搬入先も工業団地の民間企業から無償で借りた土地を「一時保管場」です。

 この日午後一時ごろ、福島県大熊町の常磐自動車道沿いの仮置き場で、汚染土の詰まった黒い袋を、クレーンで大型トラックに積み込む作業が始まった。作業員十五人ほどが袋を見上げながら、ゆっくり荷台に誘導した。六袋を積んだトラックは約十五キロ先の中間貯蔵施設予定地の保管場まで一般道を三十分ほど走って到着。施設内専用のトラックに積み替えられ、保管場に平積みされていった。

 見切り発車ではないか、と問われた環境省中間貯蔵施設等整備事務所の藤塚哲朗所長は「避難などで連絡が取れない地権者もいて時間がかかる。やれることからやろうと考えている」と強調した。

 中間貯蔵施設の先行きは明るくはない。

環境省中間貯蔵施設等整備事務所の藤塚哲朗所長
「避難などで連絡が取れない地権者もいて時間がかかる。やれることからやろうと考えている」

詐欺師の論法ですね。
連絡が取れない地権者がいるのも事実でしょうが、連絡が取れる地権者との交渉も難航してる。

 双葉町の予定地に自宅や田畑を持つ自営業遠藤浩幸さん(49)は「施設が必要なのは分かるが、住民と土地買い取りの条件も話し合っていないのに、勝手に進めている。なし崩しで施設が造られる。環境省は挑発しているようだ」と憤る。

 二千三百人以上いる地権者の合意は、ほとんど取れていない。国が確保済みの用地は約二万袋分にすぎない。この日運び出した仮置き場だけで三万七千あり、県内全体では六百万以上ある。放射線量の高い地域の除染が進めば、五倍ほどの数になる見通し。

 用地確保が進まないのは、環境省が提示する買い取り額が事故前の水準の半額程度と低いことも大きい。築七年の家を持つ原発作業員の草野健一さん(43)は「いわき市に土地と家を買おうと考えているが、今の額では無理。埼玉県に避難する家族と一緒に暮らすこともできない」と訴える。

双葉町の予定地に自宅や田畑を持つ自営業遠藤浩幸さん(49)
「施設が必要なのは分かるが、住民と土地買い取りの条件も話し合っていないのに、勝手に進めている。なし崩しで施設が造られる。環境省は挑発しているようだ」

安倍政権が復興が進んでいるように見せかけるために進めているように見えます。
安部首相が裏で急がせているのは、容易に予想がつきます。

環境省が提示する買い取り額が事故前の水準の半額程度と低い
築七年の家を持つ原発作業員の草野健一さん(43)
「いわき市に土地と家を買おうと考えているが、今の額では無理。埼玉県に避難する家族と一緒に暮らすこともできない」

原発事故の加害者は、政府東電だ。国策の原発なのだから政府の責任が9割と思っています。
加害者が土地を汚染して価値を低くした価格で買い叩く!詐欺でも聞いたことないくらい酷い話だ!

 批判は搬入を容認した地元自治体にも向かい、十二日には、遠藤さんら住民三人が双葉町の伊沢史朗町長に搬入の白紙撤回を求め直談判する一幕もあった。

 国は搬入開始後三十年以内に福島県外で最終処分を終えると約束したが白紙の状態。このことも住民が不信感を強める原因だ。

福島県外で最終処分をするという法律は作った。
しかし、安倍政権は最終処分施設を探している気配さえない。

汚物は将来世代に押し付ける。汚物のような保守政権。

 <中間貯蔵施設> 福島第一原発を囲うように双葉町と大熊町にまたがる約16平方キロに、国は約2200万袋分を貯蔵できる施設を建設する計画。総事業費は約1兆1000億円に上る。焼却などにより体積をうまく減らせることが計画の前提で、さらに容積が必要になる可能性もある。搬入が始まったことで、国は2045年3月12日までに、福島県外で最終処分場を見つけ、運び出しを終える義務を負った。






<中間貯蔵>除染廃棄物、大熊側から初搬入 2015年03月14日
 東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設で、政府は13日、福島県大熊町の予定地近くの仮置き場から廃棄物を運び出し、一時保管場に初めて搬入した。
 施設は大熊、双葉両町の計16平方キロに建設し、総工費は約1兆1000億円。巨大津波と原発事故の複合災害に見舞われた福島県の復興の鍵を握る。県内約8万8000カ所に仮置きする廃棄物の処理が期待される一方、2300人以上いる地権者との用地交渉が難航し、本格稼働の見通しは立っていない。
 初日は大熊町南平地区の仮置き場から、除染土壌を詰めたフレコンバック(保管用専用袋)12個(約12立方メートル)をトラック2台に積み、町道と国道6号を約15キロ輸送。同町の工業団地内に造成した一時保管場に運び込んだ。
 双葉町側への搬入は、町内の調整が付かなかったため、25日に延期された。

13日 大熊町側の「一時保管場」に搬入を始めた
25日 双葉町側の「一時保管場」に搬入を始める予定

 環境省は4月末をめどに双葉郡と田村市の計9市町村から各1000立方メートルを先行搬入し、1年かけて計43市町村から輸送する。最初の1年間で搬入するのは計約4万3000立方メートルで、最大2200万立方メートル(東京ドーム18杯分)と推計される廃棄物総量の1%に満たない。

最初の1年で1%ですかー

 搬入開始を受け、大熊町の渡辺利綱町長は「復興につながる一歩だが、地権者を思うと複雑な心境だ。運搬時の安全対策には万全を期してほしい」とコメントした。双葉町の伊沢史朗町長は「県内の環境改善、双葉郡の復興に向けて前進した」と述べ、搬入延期については「内部の調整に手間取り、時間的に対応できなかった」と説明した。

大熊町の渡辺利綱町長
「復興につながる一歩だが、地権者を思うと複雑な心境だ。運搬時の安全対策には万全を期してほしい」

双葉町の伊沢史朗町長
「県内の環境改善、双葉郡の復興に向けて前進した」
搬入延期については「内部の調整に手間取り、時間的に対応できなかった」と説明した。

 施設は廃棄物を最長30年間保管する。国は2011年8月、県に施設の設置を要請。県は14年8月に建設受け入れ方針を決めた。その後、30年以内の県外最終処分の法制化や交付金の予算化、安全協定案の締結などを経て、ことし2月に県が搬入開始を容認した。







中間貯蔵用地 初の売買契約 今月上旬、環境省と地権者 2015/03/11 09:37
 東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、環境省は今月上旬、建設予定地の大熊、双葉両町内の地権者と売買契約を結び、一部用地を取得したことが10日、分かった。昨年8月に県が施設の建設受け入れを表明して以来、初めての契約となった。
 関係者によると、契約が成立したのは民有地で、ごく狭い範囲とみられる。同省は「地権者のプライバシー保護のため、詳しい話はできない」としている。
 一方、約16平方キロに及ぶ施設の用地確保に向けた地権者交渉は難航している。同省は予定地内の工業団地の民間企業から無償で借りた土地を「一時保管場」として整備し、13日から始まる廃棄物の搬入に備えている。

同省
「地権者のプライバシー保護のため、詳しい話はできない」

おい、いくらで買い叩いたんだ!
お年寄りひとりを官僚数人で取り囲んでハンコ押させたんじゃないだろうな!

団体交渉を基本にしろ!

■中間貯蔵への搬入ルートHPに掲載 大熊町
 東京電力福島第一原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設へのパイロット(試験)輸送をめぐり、大熊町は10日、環境省が示した除染土壌の搬入ルートや安全対策を町のホームページ(HP)に掲載した。試験輸送は13日に始まり、町内大川原地区の南平仮置き場から一時保管場がある大熊東工業団地までトラック5台がそれぞれ1日4往復する。4月上旬までに約千立方メートルの除染土壌を運ぶ。18日から24日は作業を休止する。




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2015年03月08日14:44 福島中間貯蔵施設 地権者との交渉難航 「最終処分場にされる」「事故前より低い水準で買い叩く」 : 政府は原発事故の加害者だ。加害者が汚染を理由に買い叩く!



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