1区でーす



20141203_fukushima
<衆院選>対決の構図・福島 2014年12月03日水曜日
◎差し替え自民が荒業

 5選挙区に前議員7人、新人9人の計16人が立候補。自民と共産が全選挙区に候補を立て、民主が4人、維新と社民がそれぞれ1人を擁立した。前回、小選挙区で4勝1敗だった自民が、公示前の議席を維持できるかどうかが最大の焦点。

 自民は「勝てる候補」の名目で、3区と5区で選挙区支部長の前議員を差し替える荒業を繰り出した。3区は、前回比例復活した前議員を新人に差し替え、5区は公示前日、いわき市出身の比例中国前議員を公認した。当選7回の前議員は比例近畿40位で処遇されたが、地元に残り「2人当選」を目指す。

 民主は、維新前議員が立つ4区以外に候補を立てた。非自民の受け皿づくりが急ピッチで進み、1、2、3、5区で維新、社民の選挙協力に期待を寄せる。

 公明は「小選挙区は自民、比例は公明」を旗印に自民候補を推薦し、比例票11万の得票を目指す。

 共産は全選挙区に候補を擁立し、比例票10万を目指す。社民は4区に新人を立て、比例票の上積みを図る。