放射線不安 屋内遊び場にぎわう
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放射線不安 屋内遊び場にぎわう
3月11日 11時55分

震災と原発事故から1年の11日、福島県郡山市では、放射線への不安から外で遊ぶことを控えている大勢の子どもたちが、屋内に設けられた遊び場の施設に訪れています。

この施設は、放射線への不安から外で遊ぶことを控える子どもたちのために、地元企業と郡山市が協力して、去年12月に空き倉庫を改修してオープンしました。
広さがおよそ1900平方メートルあり、滑り台やブランコのほか、大きな砂場も設けられていて、オープン以来、大勢の子どもたちでにぎわっています。
震災と原発事故から1年となった11日も、午前10時のオープンと同時に大勢の親子連れが訪れ、子どもたちは歓声を上げながら走り回ったり、シャベルを使って砂で遊んでいました。
2人の子どもを連れて訪れた男性は「出来るだけ放射能を気にしないようにはしているのですが、今も近所の子どもが外で遊んでいる声が聞こえないという状況なので、外で遊ばせるのは難しいと感じています。早く外で遊ばせてあげたいというのが本心です」と話していました。
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