悪すぎる



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年1.9%減に下方修正=設備投資の落ち込み拡大−7〜9月実質GDP改定値 2014/12/08-11:48
 内閣府が8日発表した7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質が前期比0.5%減、年率換算で1.9%減となり、速報値(前期比0.4%減、年率1.6%減)から下方修正された。設備投資の落ち込み幅が、速報値より拡大したのが主因。景気のけん引役が見当たらない中、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の先行きは不透明感が増している。

内閣府が8日発表した7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値
物価変動の影響を除いた実質が前期比0.5%減、年率換算で1.9%減
速報値(前期比0.4%減、年率1.6%減)から下方修正

 マイナス成長は2四半期連続。速報値後に公表された統計を基に推計し直した結果、GDPの6割を占める個人消費の低迷に加え、設備投資の弱さも鮮明となった。民間予測では、実質GDPが速報値より改善するとの見方が大勢だった。
 物価の影響を反映し生活実感に近い名目GDPは前期比0.9%減(速報値0.8%減)、年率換算3.5%減(3.0%減)だった。

マイナス成長は2四半期連続
GDPの6割を占める個人消費の低迷
設備投資の弱さも鮮明

名目GDPは前期比0.9%減(速報値0.8%減)、年率換算3.5%減(3.0%減)

 実質GDPを主な需要項目別にみると、設備投資は前期比0.4%減(0.2%減)に下方修正。1日発表された7〜9月期の法人企業統計調査で伸びが確認されたものの、統計に入らない資本金1000万円未満の個人事業主の投資減などが響いた。

設備投資は前期比0.4%減(0.2%減)に下方修正
統計に入らない資本金1000万円未満の個人事業主の投資減などが響いた

格差拡大ですね

 人手不足で事業執行が遅れている公共投資も1.4%増(2.2%増)に下方修正された。住宅投資も6.8%減(6.7%減)と振るわなかった。個人消費は0.4%増、輸出は1.3%増とともに速報値と変わらず、小幅な伸びにとどまった。輸入は0.7%増(0.8%増)だった。

人手不足で事業執行が遅れている公共投資も1.4%増(2.2%増)に下方修正

安易な公共投資による景気テコ入れは無理だということですね。

 実質GDPの増減にどれだけ貢献したかを示す寄与度は、内需がマイナス0.5%、外需がプラス0.1%。民間在庫の寄与度はマイナス0.6%で、いずれも速報値段階と変わらなかった。




街角景気、11月の現状判断指数は悪化 2カ月連続  2014/12/8 14:04
 内閣府が8日発表した11月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は41.5で、前月比2.5ポイント低下(悪化)した。悪化は2カ月連続。小売関連などの低下や非製造業の弱含みなどが影響した。

現状判断指数は41.5で、前月比2.5ポイント低下(悪化)した。悪化は2カ月連続

 2〜3カ月後を占う先行き判断指数は44.0で、2.6ポイント低下した。悪化は6カ月連続。家計や企業で物価上昇への懸念がみられることが影響した。

先行き判断指数は44.0で、2.6ポイント低下した。悪化は6カ月連続。

 内閣府は基調判断を「このところ弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている」から「このところ回復に弱さがみられる」に変更した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕




「回復基調変わりない」=民主「アベノミクス破綻」−官房副長官 2014/12/08-12:30
 世耕弘成官房副長官は8日午前の記者会見で、7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値が下方修正されたことについて「景気の緩やかな回復基調には変わりはないと認識している。今後も景気の動向について引き続き注視していきたい」と述べた。

世耕弘成官房副長官
「景気の緩やかな回復基調には変わりはないと認識している。今後も景気の動向について引き続き注視していきたい」

 世耕副長官はアベノミクスへの影響について「われわれは経済の好循環を完全に実現することを目指しているが、それが途上ということだ。だから安倍晋三首相はアベノミクスを今後続けていくべきかどうか国民に信を問うている」と語った。

世耕副長官
「われわれは経済の好循環を完全に実現することを目指しているが、それが途上ということだ。だから安倍晋三首相はアベノミクスを今後続けていくべきかどうか国民に信を問うている」

 一方、民主党の福山哲郎政調会長は8日、「首相が公約した名目3%以上の経済成長は全く実現されていない。今やアベノミクスの破綻は誰の目にも明らかだ」とのコメントを発表。アベノミクスについて「過度な円安と悪い物価上昇を招き、家計を苦しめ、消費活動を停滞させている」と批判した。

民主党の福山哲郎政調会長
「首相が公約した名目3%以上の経済成長は全く実現されていない。今やアベノミクスの破綻は誰の目にも明らかだ」
「過度な円安と悪い物価上昇を招き、家計を苦しめ、消費活動を停滞させている」