再稼働には地元自治体の了解が必要ですが、、


ストレステスト “妥当”報告
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ストレステスト “妥当”報告
2月13日 18時56分

運転が止まっている関西電力・大飯原子力発電所の2基について、運転再開の判断の前提となる「ストレステスト」を審査してきた国の原子力安全・保安院は、全国の原発で初めて「妥当だ」とする最終評価をまとめ、原子力安全委員会に報告しました。
報告を受けた原子力安全委員会の班目春樹委員長は、遅くとも来月末までには検討を終える方針を示しました。

福井県にある関西電力・大飯原発の3号機と4号機の「ストレステスト」について、原子力安全・保安院は、去年11月以降の審査の結果、「テストは適切に行われ、想定される地震や津波に対する安全性の余裕は十分である」として、「テスト結果は妥当だ」とする最終評価をまとめ、13日午後4時、原子力安全委員会に報告しました。
保安院が、停止中の原発のストレステストの最終評価を安全委員会に報告するのは全国で初めてです。
報告の中で保安院の黒木慎一審議官は、原発の現地調査を実施したり、IAEA=国際原子力機関から調査団を受け入れたりして十分な確認を行ったと説明しました。
安全委員会は今後、外部の専門家を含む10人程度の会議を立ち上げ、保安院の審査の方法を改めて検証することにしています。
原子力安全委員会の班目春樹委員長は「保安院の審査について幅広い分野の専門家を集めて検討する。遅くとも安全委員会が原子力規制庁に再編される前の3月末までには、ある程度の責任を果たしたい」と述べ、遅くとも来月末までには検討を終える方針を示しました。
話しました。
最終的な原発の運転再開の是非は、安全委員会の検証のあと、政府が判断することになります。
一方で、再開には地元自治体の了解が必要ですが、福井県などは、東京電力福島第一原発の事故を踏まえた新たな安全基準などを国に求めていて、再開の了解を得られる見通しはたっていません。
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3月末までに妥当性判断=大飯原発の耐性評価−原子力安全委、検討会設置
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3月末までに妥当性判断=大飯原発の耐性評価−原子力安全委、検討会設置

 原発再稼働の前提とされるストレステスト(耐性評価)について、国の原子力安全委員会は13日午後、経済産業省原子力安全・保安院がまとめた関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に関する評価審査書の議論を始めた。保安院は関電の地震・津波対策を「妥当」と評価しており、安全委は外部の有識者を加えた検討会を設置し、3月末までに審査書の妥当性について結論を出す。
 全国の原発のストレステストで、安全委が審査書について議論するのは同原発が初めて。再稼働の是非は首相や関係閣僚が政治判断するが、福井県など地元自治体は慎重姿勢を示しており、具体的な見通しは立っていない。
 安全委の班目春樹委員長は終了後の記者会見で「検討会はなるべく早く始めたいが、3月末までというスケジュールありきで安全性確認はやらない」と述べた。
 安全委によると、検討会は班目委員長が座長を務める。原子力工学の専門家6人が参加し、安全委などが統合される原子力規制庁の4月の発足までに結論を出すという。
 ストレステストの審議では、保安院が一般傍聴者を意見聴取会に入れず、別室でのモニター傍聴に限定するなどの措置を取った。13日の安全委では、終了間際に一部の傍聴者から「地元への説明が足りない」などの声が上がったが、大きな混乱はなかった。(2012/02/13-18:54)
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大飯原発:安全評価「妥当」 保安院が安全委に報告
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大飯原発:安全評価「妥当」 保安院が安全委に報告

 経済産業省原子力安全・保安院は13日、関西電力が提出した大飯原発3、4号機(福井県おおい町、定期検査で停止中)の再稼働に必要な安全評価(ストレステスト)について「妥当」とする審査結果をとりまとめ、内閣府原子力安全委員会に報告したと発表した。

 8日に開催された専門家の意見聴取会では、一部の委員から「まだ地元に提示できる段階になく、再稼働につなげるべきではない」との反対意見が出た。しかし、保安院は原案通り最終評価を取りまとめた。

 記者会見した森山善範原子力災害対策監は「聴取会での意見を可能な限りふまえ、保安院として責任をもってまとめた。今後の聴取会で意見があるかもしれないが、改めて説明したい」と話した。

 今後、原子力安全委が保安院の審査結果を確認した上で、野田佳彦首相と、藤村修官房長官、枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相の3閣僚が、地元の同意を得ながら再稼働の可否を判断する。【関東晋慈】

毎日新聞 2012年2月13日 12時27分(最終更新 2月13日 15時08分)
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