9月12日というのも怪しい気がしますが、

時系列では、
昨年:
7月4日・・参議院議員選挙 公示日
7月5日・・1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90を採取
7月21日・・参議院議員選挙 投票日
7月24日・・ストロンチウム90の値が全ベータの数値を上回っているサンプルがあることを隠蔽
9月7日・・安部総理:「状況はコントロールされている」(IOC総会)、東京五輪招致決定
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9月12日・・1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90と判明したが隠蔽
今年:
2月7日・・ソチオリンピック開幕
2月9日・・東京都知事選挙 投票日
2月12日・・5カ月後に公表



高濃度ストロンチウム90測定値、東電の公表は5カ月遅れ 2014年 02月 13日 16:00 JST
[東京 13日 ロイター] -東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)が、福島第1原発の海側にある観測井戸から昨年7月5日に採取した地下水から、1リットル当たり500万ベクレルもの高濃度の放射性物質ストロンチウム90が含まれるとの分析結果を9月12日に得たにもかかわらず、公表が約5か月遅れていたことが分かった。

昨年7月5日に採取 → 9月12日に分析結果を取得

2ヶ月以上ですよね。長すぎると思いますけど、、

同社は、500万ベクレルの分析結果を今月6日に公表していたが、その結果を得ていたのは昨年9月12日だったと今月12日になって公表した。結果の把握から、実際の公表まで5カ月間、沈黙を守っていたことになる。ストロンチウム90の国の海への放出基準値は、1リットル当たり30ベクレル。

東電広報担当者によると、昨年7月24日の段階で、ストロンチウム90の値が全ベータの数値を上回っているサンプルがあることに気づいた。ストロンチウム90の数値は全ベータの内数のため、数値の逆転はありえず、測定に何らかの誤りがあるとして、その原因が判明するまではストロンチウム90の数値は公表を見送ったと、同社は説明する。

その後、測定機器の設定など問題点の洗い出しや、より高性能な機器への入れ替えにより、数値の信頼性が得られたとして、数値の公表に至ったという。

昨年7月24日の段階で、ストロンチウム90の値が全ベータの数値を上回っているサンプルがあることに気づいた

7月21日は、参議院議員選挙の投票日でした。

一方、原子力規制庁の金城慎司・福島第1原発事故対策室長は、ロイターの取材に対し「昨年9月12日時点で、このような数値が出たことの報告は受けていない。昨年11月から規制庁は何度もストロンチウム90のデータを出すよう要求している」などと述べた。

分析結果を得てから公表が約5カ月間も遅れたことについて同広報担当者は「昨年夏以降、タンクからの汚染水の漏えいなど検査箇所がどんどん増え、調査のための要員が不足したことで、時間がかかった」と述べた。

(浜田健太郎 斉藤真理)




東電、昨夏把握も公表せず=500万ベクレル−福島第1の高濃度汚染地下水・規制委 2014/02/10-23:25
 東京電力福島第1原発で昨年7月に採取された地下水から1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90が検出された問題で、東電がこの数値を同月中に把握していたことが10日、原子力規制委員会への取材で分かった。東電はこの値を今月まで公表していなかった。規制委へ報告した際にも、判明したのは最近と説明したが、その後把握した時期を訂正したという。
 東電の説明が変遷したことで、同原発の汚染水濃度に関する不信感がさらに高まるのは必至。規制委は近く、東電から改めて詳しい説明を求める




関連ブログ記事:
2014年02月07日10:11 昨年7月(参議院議員選挙前)の地下水から過去最高値の1リットル当たり 500万ベクレルのストロンチウム90を検出。昨年10月(五輪招致後)に全ベータの測定法のミスを認識。
少し前の記事より把握した時期が早くなっています。
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