ALPS増設を認可 規制委 性能向上来月にも試運転 2014/08/28 09:18
 原子力規制委員会の定例会合は27日、都内で開かれ、東京電力福島第一原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」の増設を認可した。新たなALPSの稼働により、既設と合わせて一日当たり最大1500トンの汚染水処理が可能になるが、順調に処理が進むかどうかは不透明だ。

順調に処理が進むかどうかは不透明だ。

処理能力が倍になるから今よりは良くなるんじゃないの。

 新たなALPSは試運転中の既設と同じ3系統あり、既設と同じ一日当たり750トンの処理が可能。既設で起きたタンクの腐食など不具合への対策に加え、これまで十分に取り切れなかったヨウ素129など4種類の放射性物質に対する除去性能も向上させた。東電は9月半ばにも増設するALPSの試運転を開始する予定。

ちょこっと性能アップですね

 東電は国の補助を受け導入する高性能型の審査も受けている。12月末ごろには既設、増設、高性能型とも本格運転に移行させて一日当たりの処理量を計2000トンに引き上げ、今年度内に敷地内のタンクに保管している汚染水の処理を終えたい考え。
 しかし、既設のALPSは3月にフィルターの部品劣化で正常に汚染水を処理できなくなる故障が発生するなどトラブルが続発している。

東電は国の補助を受け導入する高性能型の審査も受けている

国民の税金だね

 定例会合で、規制委の更田豊志委員は「(性能の)目標を達成できなくても運転を続け、とにかく処理を進めてほしい」と要求。中村佳代子委員は「(ALPSは)洗練した技術では全くないのに、増設などの対応が遅過ぎる」と東電の対応を批判した。

更田豊志委員
「(性能の)目標を達成できなくても運転を続け、とにかく処理を進めてほしい」
中村佳代子委員
「(ALPSは)洗練した技術では全くないのに、増設などの対応が遅過ぎる」



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汚染水処理設備 2台目が来月にも試運転へ 8月28日 4時56分
東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水から放射性物質を大幅に取り除く「ALPS」と呼ばれる処理設備について、原子力規制委員会は、東京電力から出されていた増設計画を認め、来月にも2台目のALPSの試運転が始まる見通しとなりました。

来月にも2台目のALPSの試運転が始まる

福島第一原発の汚染水処理設備「ALPS」は、一日最大で750トンを処理することができるとされ、去年3月から試運転が続けられていますが、東京電力は処理を加速する必要があるとして、もう1台の増設を進めています。
これについて、原子力規制委員会は27日に開かれた定例会で、東京電力が取り組んでいる汚染水漏れを防ぐ対策などで安全性が確認できたとして計画を認めました。ALPSを巡っては、当初の計画では62種類の放射性物質を取り除くことができるとされたのに対し、これまでの試験ではヨウ素など4種類の濃度が十分に下がっていません。

一日最大で750トン

このため、東京電力はALPSの改良を進めていますが、それでもトリチウムと呼ばれる放射性物質は取り除けないということです。東京電力は来月から2台目の試運転を始めたうえで、12月からは別に計画している新型のALPSとともに本格運転に入り、一日最大で2000トンの汚染水を処理する計画ですが、これまでにさまざまなトラブルが相次いでいるだけに、安定して運転できるかが課題となります。

トリチウムと呼ばれる放射性物質は取り除けない



トリチウムは保管するしか無いですから保管する水量は変わりません。
他の放射性物質を除去できますから少し安全になるだけ。

タンクの大量増設が必要です。準備もしていないのはトリチウムを海に流す思惑があるからでしょう。
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