心配です。

核分裂を抑えるホウ酸約1トンを注入
原子炉への注水量を毎時約3トン増やし、13・5トンに変更
原子炉の温度は午前5時が72・2度、午前6時は70・1度で横ばい

ホウ酸注入は念のためだと思いますが、注水量を増やしても温度横ばいなのは心配です。

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2号機原子炉 温度が上昇中
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温度再上昇の2号機原子炉、注水量増やす
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温度再上昇の2号機原子炉、注水量増やす

 東京電力福島第一原子力発電所2号機の原子炉圧力容器底部の温度が再上昇している問題で、東電は7日、原子炉への注水量を毎時約3トン増やし、13・5トンに変更したと発表した。

 同日午前4時半頃に注水を増やした後、原子炉の温度は午前5時が72・2度、午前6時は70・1度で横ばい状態が続いている。

 2号機では、1月下旬以降、冷却水を移送する仮設配管を交換し、2系統ある原子炉注水配管の注水量が段階的に変更されたため、1月27日に45度だった原子炉の温度が70度前後まで上昇した。6日に行った原子炉内の気体分析の結果から、東電は再臨界の恐れはないとみているが、注水を増やすのに先立ち、念のため、核分裂を抑えるホウ酸約1トンを注入した。

(2012年2月7日11時05分 読売新聞)
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2号機底部の温度下がらず 注水増でも70度前後
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2号機底部の温度下がらず 注水増でも70度前後
2012/2/7 11:08

 東京電力は7日、福島第1原子力発電所2号機の圧力容器底部の温度が同日午前も70度前後で推移していると発表した。午前4時すぎから毎時の注水量を約3トン増やして約13.5トンにしたが、温度は午前6時に70.1度、8時も71.4度、10時が69度。東電は引き続き温度変化を監視し、注水量や注水方法の調節を試みる。

 2号機の圧力容器底部の温度は1月末まで50度前後で安定していたが、2月に入り、3つある温度計のうち1つが上昇傾向に転じた。6日午前には73.3度まで上がり、その後も70度前後。残り2つはほぼ変化がない。

 東電は冷却水を入れる配管を交換したために炉内の水の流れが変わり、温度計付近の燃料の冷却効果が下がったのが原因とみている。半減期(放射性物質が半分になる期間)の短い放射性キセノンが検出されていないことを根拠に、核分裂が連続して起こる「再臨界」の可能性は否定した。5日から段階的に注水量を増やし、6日夜には再臨界を防止する働きのあるホウ酸を入れた。

 政府と東電は昨年12月、原子炉が安定した「冷温停止状態」に達したと宣言。圧力容器底部の温度が100度以下であることが条件の一つだが、温度計の誤差を考慮すると温度は80度以下に維持する必要がある。

 細野豪志原発事故担当相は7日の閣議後記者会見で、注水の変更など「安定性のレベルを上げていくプロセスの中で一時的に不安定な状況が生じる可能性がある」との見方を示した。
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