政府・自治体・マスコミの安全安心デマ犠牲者ですね。


はじめから、食べられるコメを作れる土壌ではありません。

500ベクレル/kg が検出されたコメは、
3000ベクレル/kg の土壌汚染のある水田で採取されました。

移行係数(※)10%として、5000ベクレル/kg 未満の土壌汚染のある水田の作付け制限はありません。
ユルユルの暫定規制値の500ベクレル/kg 未満を満たせるからでしょうね。

計算上は300ベクレル/kg の汚染米が収穫される予定でした。
少し外れて500ベクレル/kg の汚染米が検出されただけの話です。

(※)実際の玄米の移行係数は、0.5〜1.5%が標準的なようです


“大切に育てたコメ 残念だ” NHKニュース
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“大切に育てたコメ 残念だ”
9月24日 21時10分

福島県が実施しているコメの放射性物質の「予備検査」で、国の基準と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された福島県二本松市のコメ農家が、NHKの取材に応じ、「汗水流して大切に育ててきたコメがこのようなことになってしまい残念でなりません」と心境を語りました。

福島県は23日、収穫前の稲の一部を刈り取って放射性物質の汚染の傾向を把握する「予備検査」の結果、二本松市の旧小浜町の水田で採取されたコメから国の暫定基準値と同じ値の1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表しました。1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された二本松市のコメ農家の男性は、24日、NHKの取材に応じ、「汗水流して大切に育ててきたコメがこのようなことになってしまい残念でなりません」と話しました。そのうえで男性は「今後、コメの本検査で基準値を超えなかったとしても、私自身がこのコメを食べたいと思わないので出荷する気にはなれません。私自身が何か悪いことをしたとは思っていませんが、生産者や消費者のことを思うと心苦しく感じています。影響は来年も続くと思うので、東京電力や国にはきちんと補償してもらいたいです」と話していました。
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「汗水流して大切に育ててきたコメがこのようなことになってしまい残念でなりません」
「今後、コメの本検査で基準値を超えなかったとしても、私自身がこのコメを食べたいと思わないので出荷する気にはなれません。私自身が何か悪いことをしたとは思っていませんが、生産者や消費者のことを思うと心苦しく感じています。影響は来年も続くと思うので、東京電力や国にはきちんと補償してもらいたいです」


二本松産米:「収穫も出荷もしない」農家、無念さにじませ - 毎日jp(毎日新聞)
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二本松産米:「収穫も出荷もしない」農家、無念さにじませ
2011年9月24日 21時54分 更新:9月24日 21時58分

 福島県二本松市産の新米予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、生産農家の男性(56)が24日、毎日新聞の取材に応じ、本検査の結果にかかわらず、「周囲に迷惑をかけるから出荷はしない」と話した。「何も悪いことはしてないのに。初めから作らないほうがよかった」と無念さをにじませた。【山田毅】

 男性の水田は同市小浜地区の山間部にある。稲穂をつけた田んぼが広がり、遠くには磐梯山を望む静かな農村地帯だ。

 祖父の代に山を買って、田んぼを切り開いた。16歳のころから農業を手伝い始め、すでに40年がたつ。大工のかたわらに農薬などを極力使わない安全なコメの生産に努めてきた。 予備検査の結果を知らされたのは23日夕。県の4月の調査で近くの土壌から1キロ当たり4600ベクレルを超える値が検出されていた。「ある程度高い値が出ることは予想していたが、500という値にはびっくりした」という。

 作付けにあたっては、市から「大丈夫」との連絡をもらっていた。「手間ひまと経費は無駄になった」と、今年の収穫も出荷も断念した。

 「本検査で400になっても、消費者は安全と思わない。うちのコメは絶対出荷しない。ほかの安全な福島県のコメに迷惑をかけるから」。7頭の肉牛も飼育しているが、稲が収穫できなければ、餌の稲わらも用意できない。今後の飼育もあきらめるつもりだ。

 同居する次女夫婦に7月、初孫が誕生した。外の物干しに干された孫の服を指さして「本当は外に干すのも心配。原発から遠いはずなのに、理由は分からないけど線量は高いんだ。でも避難の指示や特別な補償もない地域。いったいどうしろというんだろうか」とつぶやいた。

 生活基盤を奪われようとしている現状に「東電は生きていくための最低限の補償をすみやかにしてほしい」と訴えた。
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「周囲に迷惑をかけるから出荷はしない」
「何も悪いことはしてないのに。初めから作らないほうがよかった」
「ある程度高い値が出ることは予想していたが、500という値にはびっくりした」
作付けにあたっては、市から「大丈夫」との連絡をもらっていた。
「手間ひまと経費は無駄になった」
「本検査で400になっても、消費者は安全と思わない。うちのコメは絶対出荷しない。ほかの安全な福島県のコメに迷惑をかけるから」
「本当は外に干すのも心配。原発から遠いはずなのに、理由は分からないけど線量は高いんだ。でも避難の指示や特別な補償もない地域。いったいどうしろというんだろうか」
「東電は生きていくための最低限の補償をすみやかにしてほしい」



二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ - 毎日jp(毎日新聞)
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二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ
2011年9月23日 21時23分 更新:9月24日 11時16分

 福島県は23日、一般米の放射性セシウムの予備検査で、二本松市小浜地区産の「ひとめぼれ」から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)と同じ放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同市を初めて「重点調査区域」に指定。出荷の可否を判断する本検査の検査地点を増やして検査を急ぐ。同県産米は既に早場米は全県で出荷可能と判断され、一般米も20日に会津坂下町などで出荷が始まっており、農業関係者からは風評被害を懸念する声が出ている。

 県によると、500ベクレルが検出されたコメは12日に採取されたもので、あわせて検査した水田の土壌は1キロ当たり3000ベクレルだった。同地区の他の11カ所では検出不能から最高で212ベクレルだった。

 予備検査は収穫後のコメによって出荷の可否を判断する本検査の検査地点数を決めるために収穫約1週間前に行われる。福島県は県内を約370地域に分け、1地域につき数地点で検査。予備検査で200ベクレルを超えた地域を含む市町村については、本検査で重点調査区域と指定。検査地点を15ヘクタールごとに2地点(国の基準は1地点)設けて、暫定規制値を超えないかを改めて調べる。

 県は今回の検査結果を受け、二本松市での本検査の地点を当初予定の約40から300まで大幅に増やす方針。万一、本検査で500ベクレルを超えた場合は、合併前の旧市町村単位で出荷が制限される。

 一般米の予備検査でのこれまでの最高値は、福島市大波地区での136ベクレルだった。

 農林水産省は土壌からコメへ吸収されるセシウムの移行係数を0.1(10%)と設定し、土壌1キロ当たり5000ベクレルを上回る水田の作付けを制限しており、計算上は500ベクレルを超えるコメはないと見ていた。今回の検出結果について同省の担当者は「予備検査は傾向を見るもので、本検査を見ないと何とも言えない」と話した。同省によると、これまでの結果では、予備検査の数値から本検査段階では下がる傾向にあるという。【種市房子、曽田拓】
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