安全じゃないでしょ



田中原子力規制委員長:関電高浜原発、「安全であるとも、ないとも言っていない」 2014/12/17-16:19
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は17日の記者会見で、新規制基準に基づく審査書案が了承された関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、「新しい規制基準に適合していることを認めた。安全でないとも言っていないし、安全であるとも言っていない」と述べた。

原子力規制委員会の田中俊一委員長
新規制基準に基づく審査書案が了承された関西電力高浜原発3、4号機(福井県)
「新しい規制基準に適合していることを認めた。安全でないとも言っていないし、安全であるとも言っていない」



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事故時拠点不備でも「適合」 高浜も審査書案了承 規制委 2014年12月17日
 原子力規制委員会は十七日の定例会合で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)が、原発の新しい規制基準に適合しているとの審査書案を了承した。国民からの意見募集の後、正式決定される。ただ、事故時の対策拠点などは建設途中で、支援の要員や資材を運ぶ道路にも不安がある。周辺には美浜、大飯などの原発が立地し、同時被災した際にどう対応するか十分に検討されたとは言い難い。

関西電力高浜原発3、4号機(福井県)
原発の新しい規制基準に適合しているとの審査書案を了承

事故時の対策拠点などは建設途中
支援の要員や資材を運ぶ道路にも不安がある
周辺には美浜、大飯などの原発が立地し、同時被災した際にどう対応するか十分に検討されたとは言い難い

問題山積ですね

 規制委が新基準を満たしていると判断した原発は、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)に次いで二つ目になる。早ければ、来春に再稼働する可能性がある。

九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)に次いで二つ目になる。早ければ、来春に再稼働する可能性

 審査は高浜1、2号機が停止中であることを前提にしているが、関電は両号機の再稼働を目指す方針を打ち出した。審査がやり直しになる可能性もある。

審査は高浜1、2号機が停止中であることを前提にしている

 規制委は昨年七月、新基準の施行と同時に、関電からの申請を受けて審査を始めた。審査では、地震や津波、竜巻などの自然災害への備えや、テロ対策、炉の圧力が高まっても格納容器を守るためのフィルター付きベント(排気)設備、事故収束に向けた作業手順の整備が求められた。
 関電は、耐震設計の目安となる地震の揺れの想定を当初から二割程度引き上げ、配管などの補強を実施。想定する津波も海抜二・六メートルから六・二メートルに引き上げ、津波は六・五メートルの高さまで到達するとし、八メートルの防潮堤建設にも着手した。
 東京電力福島第一原発事故のように、漏れた水素が建屋内で爆発を起こさないよう、水素濃度を低減させる装置も設置。事故に備え、休日や夜間でも、構内には作業員ら七十人を常時勤務させる体制をつくり、追加の資材や人員を輸送する道路を確保する方針も示している。規制委は、こうした方針をいずれも妥当と判断した。

規制委は、こうした方針をいずれも妥当と判断

 ただし、近隣には二十キロ圏内に関電の大飯、五十キロ圏内に美浜、その東には日本原子力発電の敦賀と原発がひしめく。稼働していなくても、核燃料がある限り同時に事故が起きる可能性はある。このことや周辺住民が安全に避難できるのかどうかについては規制委は議論していない。