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浪江町を3区域に 再編案、津島全域で帰還困難区域(2012年11月21日 福島民友ニュース)
年間積算線量に応じて大字単位で線引きし、津島地区全域などを「帰還困難」、JR常磐線周辺から県道いわき浪江線(通称・山麓線)周辺までを「居住制限」、町中心部や沿岸部を「避難指示解除準備」の3区域に再編する方針を明らかにした。

3つに再編するのですね。
ヽ(б◇б)ノ エーーー 避難指示解除準備区域が狭い・・帰宅困難区域が広い・・



福島・浪江町、26年3月めどに除染 環境省が実施計画 2012.11.21 22:15
 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県内で国が直轄で除染を進める地域のうち浪江町の除染実施計画がまとまり、環境省が21日、公表した。今回は放射線量の高い町の中央部を除き、年間被曝(ひばく)線量が50ミリシーベルト以下の地域が対象。平成26年3月末をめどに住宅地や農地、住宅の近くの森林の除染を完了する。

年間50ミリシーベルト以下の地域ですから、東側の居住制限区域と避難指示解除準備区域ですね。
町の中央部を除き (∂。∂?)......ン? 西側の帰宅困難区域も除染するの (∂。∂?)......ン?

 対象区域は約1万700ヘクタールで、警戒区域か計画的避難区域に指定されている。このほか、町中央部の約1万ヘクタールは第1原発の北西に当たり線量が年50ミリシーベルトを超えることから、国のモデル事業の結果をみて判断するとして今回は対象外となった。

面積比でザッとみると、西側の帰宅困難区域の一部も除染対象のようです。




福島 終わらぬ除染 線量が再び上昇 2012年11月20日 朝刊
 東京電力福島第一原発事故で飛散した放射性物質を除去する作業(除染)を終えた福島県の山あいの地域で、除染後しばらくすると放射線量がまた上がるケースが出ている。風雨で運ばれた放射性物質が、道路脇や軒先に再びたまり、線量を上げているとみられる。除染の難しさが顕在化した形で、住民からは「何度除染すればいいのか」と悲鳴にも似た声が上がっている。 (榊原智康)

これは、はじめから分かっていたことです。
除染、除染と言っている、政府や自治体の罪は大きい。

 福島市東部の大波地区では、半年前に除染したが、局地的に線量の再上昇が起こっている。町会長を務める栗原俊彦さん(71)の測定では、ある民家の軒先では事故後、毎時一〇マイクロシーベルト(〇・〇一ミリシーベルト)以上の線量があり、今年三月に除染で一・八マイクロシーベルトにまで低下した。だが、十月には七・八マイクロシーベルトにまで戻った。

福島市大波地区:
やはり、除染後に戻ってしまいますね。

 山のふもとにある福島市渡利地区でも除染した道路の側溝に再び砂などがたまり、三〜四マイクロシーベルトの線量に上がった場所がある。

福島市渡利地区:
除染前後の放射線量は分かりませんが、除染後に戻ってしまっていると思われます。



わたしの あのぉぉ、はじめから教えてたでしょ。 の部分。
探してみたけど、次の資料しか見つかりませんでした。まあ、除染をしても戻ってしまうことを示唆していますね。

山内知也教授 『放射能汚染レベル調査結果報告書 渡利地域における除染の限界 2011 年 9 月 20 日』

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概要:2011年9月14日、福島市渡利地区において空間線量の計測を実施した。「除染」が行われたということであったが、6月の調査において最も高い線量を記録した側溝内堆積物には手が付けられておらず、地表面における空間線量は当時の2倍に上昇していた。「除染」のモデル地区としてある通学路がその対象になったが(「除染モデル事業実施区域」)、その報告によると平均して7割程度(約68%)にしか下がっておらず、空間線量も1〜2 μSv/hに高止まりしている。今回の調査においてもその通学路の周辺において20 μSv/hを超える非常に高い線量が地表面で計測された。コンクリートやそれに類する屋根の汚染は高圧水洗浄によっても除去できておらず、住宅室内における高い線量の原因になっている。除染の対象にはされなかった地域の水路や空き地、神社、個人宅地内の庭で高い線量が計測され、最も高い線量は地表で20 μSv/hを記録した。本来の意味での除染はできていない。

<渡利小学校南側通学路(除染モデル事業実施区域)>
渡利小学校通学路除染モデル事業測定地点の一部にあたる路地にて計測した。
除染モデル事業の評価
除染モデル事業は8月24日に実施され、「除染」の実体としては通学路の側溝に堆積していた「泥の除去」が行われたという。福島市が公表した測定結果によると、除染前の3.41 μSv/hから除染後の1.56 μSv/hと低減した箇所もあったが、中には除染前の4.18 μSv/hから除染後の3.92 μSv/hとほとんど低下していない箇所もあった。ところによれば、除染後に逆に増加した箇所もあった。除染後も2.0 μSv/h前後の高い値がみられる。これは天然バックグランドの40倍である。

部分抜粋しました。全文はPDFから どぉぞっ♪ヽ(*б-б*)。
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