福島原発事故:「吉田調書」政府が一転公開へ 2014年08月23日 20時18分(最終更新 08月23日 20時25分)
 政府は23日、東京電力福島第1原発の事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)が行った吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録について、来月にも公表する方針を固めた。吉田氏は生前、内容を非公開とするよう求めており、政府はこれまで公開してこなかった。菅義偉官房長官が25日にも記者会見し、方針転換の理由を説明する。

政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)が行った吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録について、来月にも公表する方針

 政府事故調は東電や政府関係者ら計772人に事故対応などについて聴取し、非公開を前提に聴取書を作成した。「吉田調書」については、吉田氏本人が生前、不開示を求める上申書を提出し、政府も非公開としてきた経緯がある。

 しかし、朝日新聞や産経新聞が聴取内容を報道し、被災者らのグループも公開を求める訴訟を今月20日、東京地裁に起こしている。政府関係者は公開に踏み切る理由について「各報道機関がそれぞれの解釈で記事化し、政府が公開しないと、内容が『独り歩き』しかねない」と説明した。

朝日新聞や産経新聞
「各報道機関がそれぞれの解釈で記事化し、政府が公開しないと、内容が『独り歩き』しかねない」

 政府は公開にあたり、関係者への評価などについては除く方針。吉田氏以外の関係者の聴取書についても、本人の同意が得られたものは公表する。政府は吉田調書に対する毎日新聞の情報公開請求に対し、今月1日付で「故人であり、公開に同意するか確認の取りようがない」などとして、「不開示」と通知していた。【古本陽荘】

政府は公開にあたり、関係者への評価などについては除く方針

都合の悪い部分は公開しないつもりだな



「吉田調書」政府が公表へ=非開示転換、9月実施−原発事故 2014/08/23-10:10
 政府は23日、東京電力福島第1原発事故をめぐり政府事故調査・検証委員会が吉田昌郎元所長(故人)に対し行った聴取記録について、公表する方針を固めた。これまでは非開示としてきたが、内容を国民に周知する必要があると判断した。9月中に公開する方向だ。政府関係者が明らかにした。

9月中に公開する方向

検閲しなければ、すぐに公開できるのにね。

 いわゆる「吉田調書」に関し、政府はこれまで吉田氏本人が不開示とするよう求める上申書を提出したことを理由に、公表してこなかった。
 しかし、朝日新聞や産経新聞が内容の一部を報道したほか、市民グループも国に記録の開示を求める訴訟を提起。政府高官は「ここまで来れば、公開した方がいい」と指摘。吉田氏の家族の意向確認を経て、内容を明らかにすることとした。

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