自民党安倍政権の誤魔化しには2つのマジックがあります。
1.一般的に使用されているGDP(国内総生産)を使用しないで、GNI(国民総所得)を持ち出してきた。
2.どちらもマクロ指標ですが、”一人あたり”を持ちだして個人の収入と錯覚させている。


テレビなどでGNIは企業の所得を含んでいるという説明は正しいです。マクロ指標だからね。
自民党安倍政権の卑劣さは、はじめに挙げた2つの誤魔化しを複合して意図的に国民個人の所得(収入)と錯覚させている所にあります。正しい用語解説をすれば良いという問題でもありません。
お友達の官僚の入れ知恵だとしても、
自民党安倍政権に政治的な責任があります。


超おおざっぱな用語解説:

・GDP(Gross Domestic Product)=国内総生産とは、
国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。

・GNI(Gross National Income)=国民総所得とは、
(GNP(Gross National Product)=国民総生産とは、)・・・GNI≒GNPと考えて構いません。
“国民”のため、国内に限らず、日本企業の海外支店等の所得も含んでいる。
具体的には、GDP(国内総生産)から
1.海外で働く日本人の非居住者の所得が加算され、日本で働く外国人の非居住者の所得が減算される。
2.外国からの受け取り利息・配当が加算され、外国への支払い利息・配当が減算される。
特に2番目は重要と思います。日本は債権国ですからプラスになります。しかしですよ。よく考えてくださいよ。
外国投資から得た収入が国内労働者に還元される筈がないでしょ。あほかー

※どちらを使っても良いとは思いますが、継続的に使わないと混乱するに決まっている。
※2000年から国際的な体系に従ってGNPに替わってGNIを使用するようになった。
※ナイスミドルやナイスミディ以降の年齢層の多くの国民は、知らない指標だ。



GDPとGNI(GNP)の違いについて - 内閣府の用語解説
20130611_GDP_GNI
現在は国内の景気をより正確に反映する指標としてGDPが重視されている。
現在は国内の景気をより正確に反映する指標としてGDPが重視されている。
現在は国内の景気をより正確に反映する指標としてGDPが重視されている。

普通はGDPを使いますよね。GNIなんか使わない。

用語解説 - 内閣府
20130611_domestic_national

1.SNAの見方 - 内閣府 (黄色マーカーは、わたしが追加しました)
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